建国記念日の2月11日に慶応ビジネススクールで、カネカのマーケティングプランコンテストが開催されました。カネカがもっぱらBtoBの会社として有名ですが、実は健康美用サプリメントであるコエンザイム10も発売しているのです。
そのコエンザイム10をいかに売り出すかというマーケティングプランコンテストでした。
元KBSで現在法政大学ビジネススクール教授の嶋口先生が審査委員長で、審査員が流通科学大学学長の石井淳蔵先生に元東大教授でブランド戦略の第一人者である片平先生に加えてカネカの菅原社長という豪華版。私は末席の審査委員を務めました。
全国10いくつかのビジネススクールから60近い応募があったと言うことで、予選を勝ち抜いた10チームが当日の決勝戦に臨みました。一チーム16分という短い時間でしたが、中にはなるほどとうなる力作もあり、楽しませてもらいました。
優勝したのは日本・アジア・ヨーロッパ(たぶん)の多国籍チームで、神戸大学のビジネススクールでした。カネカのQ10のグローバル戦略でした。とりわけ、カネカの菅原社長には自社の視点に欠けているグローバルという視点と、それを達成するためのトッププレーヤーとのアライアンス戦略というコンセプトが刺さったようです。審査員の先生方も絶賛していました。
優勝した神戸大学チームのプレゼン風景。ヨーロッパ人らしい女性の見事なプレゼンテーションでした。隣もアジアの方。
見事優勝賞金100万円を獲得
今回は残念ながら、早稲田大学のビジネススクールからの参加はなかったのですが、こうしたビジネススクールをまたがるコンテストは、今後とも積極的に行われるべきだと感じました。学生にはいい刺激になると思います。どなたかスポンサーになる企業さんはいらっしゃらないでしょうか?
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「人間力」へのお答えありがとうございます。
高木先生は、リーダーシップ論の講義で「人間力」
の事を言われていました。
カネカのマーケティングプランコンテストですが、私も学生の時(15年前)、インカレで色んな大学の方々と学ぶ機会がありました。
ディベート大会などあり、「陪審裁判の是非」についてディベートしたことを思い出しました。
アウトプット・・・大切ですね~
懐かしいです。
初めてコメントさせて頂きます。
いつも拝読させて頂き、刺激を頂戴しております。
企業主催の学生ビジネスプランコンテストは、どんどん実施されるべきだと思います。
一部の企業ではインターンシップの中で似たような事を実施していますが、
よりオープンに応募を募り、自社の商品やサービスを題材として提供した方が、
より良い場になります。
次代のビジネスマンの育成につながるだけでなく、
企業側も、新しい視点を得る事が出来たり、未来のカスタマー(数年後には自分で金を稼ぎ購買力を持つ消費者群)の思考を学ぶ事が出来たりするでしょう。
賞金を拠出することについても、
ちょっとしたネットの調査でも50万~100万くらい平気でかかりますし、結果的に使えない調査だったなんてことも有るわけですから、
一概に費用対効果が悪いとは言えないはずです。
むしろ、学生への企業PRにもつながります。
「コンテストに価値は感じるけど、運営が大変だから」という理由で渋る企業が多いのであれば、
コンテストの運営を請け負うサービスが登場しても面白いかもしれません。
ちょっと楽しくなってきました。
仲間とも意見交換してみようと思います。