昨日のJリーグの試合で横浜マリノスの18歳小野裕二選手が大活躍。アビスパ福岡との試合、1対2で負けているところで途中出場し、見事2点を挙げ3対2での逆転勝利に貢献した。スポーツニュースで見ただけだが、華麗なプレーと言うより泥臭くても点を取るタイプのストライカーと見た。
ただし、私が注目したのは得点を挙げたことではなく、この小野選手がまだ18歳にもかかわらずエース背番号の10番をつけていることだ。高校を出たばかりの若者だがチームの期待の大きさが分かる。
この小野選手は静岡や埼玉あるいは九州などのサッカーで有名な高校の出身ではない。横浜マリノスのユース出身という点がユニークだ。多くのJリーガーの登竜門となっている高校選手権を経験していないのである。
日本ではこれは少数派だが、海外ではこうした傘下のチームからトップチームに入る例は少なくない。もっとも有名なのは世界的名選手として知られるスペインリーグ・バルセロナの背番号10番メッシだ。彼は元々アルゼンチン出身だが、小さい時にバルセロナに移籍して下部チームでの経験を経て17歳でトップリーグの選手と成り、その後今日の地位を築いた。
今後日本でも高校や大学のチームを経ずにクラブチームからトップチームに上がって成功する選手がもっともっと出てくるに違いない。
ちなみに日本人でもメッシと同じように本場のトップチームから認められて、日本のJリーグへ経験せずに直接海外のチームへ行くケースも出てきている。日本の高校からイギリスプレミアリーグアーセナルへ入団した宮市亮(18歳)だ。彼は就労ビザの関係で、イギリスでプレーすることが出来ずに現在はオランダリーグのフェイエノールトで活躍中だが、順調にいけばアーセナルで活躍することが期待されている。
7月の南米選手権では日本代表に招集するためにアーセナルへ出場許可を求める打診が行われたというニュースも入っている。
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