早稲田大学ビジネススクールの同僚で、仲良しの山田英夫先生が新刊を出しました。
知ってる方も多いと思いますが、山田先生は私と同じ競争戦略の専門家でライバルですが、仲良しです。私も戦略の本を書くときは彼の本を参考にしたり、彼の意見を聞いたりしています。
その山田先生が満を持して出したのが、この「なぜ、あの会社は儲かるのか・ビジネスモデル編」です。以前にも同様のタイトルの本を出しましたが、今回はビジネスモデルに特化した内容です。
成功している企業のビジネスモデルは実はよその業界のこのビジネスモデルと似ているのだと言った事が紹介されています。ただし、単にビジネスモデルを紹介しているだけでなく、それを山田流の分類術で整理しているのはいつものことです。
単にビジネスモデルを学ぶだけでなく、どうしたら考えつくことが出来るのかに焦点を当てています。
私が気に入った一節を紹介します。
「逆に、サービスの中から必要なものだけに絞る、“マイナスの差別化”を行うと、ビジネスモデルを転換せざるを得なくなるケースが多い。マイナスの差別化に対しては、とりわけ業界のリーダー企業は同質化をしかけにくい。リーダーが持っている経営資源が使えず、かえって“負債”となってしまうからである。」 p137
有名な土井英司さんのビジネスブックマラソンでも好著として紹介されていました。是非ご覧ください。
興味を持った方は下記の画像をクリックするとアマゾンへ飛びます。
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内田先生のTwitterで本書の事を知り、さっそく購入して読みました。
内容は、非常にわかりやすく、とても参考になりました。
が、課題はここからで、「タメになったなぁ」で終わらせてしまっては意味がありません。
いかに自社の活動に活かすか、これが私とチームメンバーの共通の課題です。
さっそくメンバーにも紹介し、一緒に理解を深めています。
zuKao