マーケティング協会恒例のマーケティングエグゼクティブプログラムというものがあり、毎年夏に札幌に各社から選抜された20数名のメンバーが集まり、しっかり勉強するセミナーがあります。
私は昨年より委員長を仰せつかって、1週間札幌に滞在しています。まあ、学校でいえば校長のようなものである。
受講者が各社のエース級の人材というのもあるが、講師陣が日本のマーケティング界の重鎮と実力者ぞろいの贅沢なセミナーです。
例えば初日の講義を慶応ビジネスクールの元教授で現在マーケティング協会理事長の嶋口充輝先生、最終日の講義を、流通科学大学学長で現在マーケティング学会会長の石井淳蔵先生、終了式の講話をマーケティング協会会長で元花王会長だった後藤卓也さんがしゃべると言う豪華プログラムです。
その他の講師としては早稲田大学ビジネススクールの看板教授の山田英夫先生、テンプル大学教授の小田部正明先生、ソウル大学教授の金顕哲先生、明治大学の上原征彦教授など大物ばかりです。
山田先生は相変わらず、持ちネタを惜しげもなく連発し、受講生が盛んにうなづいたり、これは使えると感心していました。
小田部先生のアップルは大した技術力もないのに、なぜサムスンを訴えたのかとか、石井先生のユニクロは売り上げ1000億円になるまで、店舗開発部を持たなかったという話が印象深かった。ダイワハウス店舗開発事業部に委託していたそうだ。
ダイワハウスの不動産事業は秋に出版予定の私の本でも取り上げる予定だったので、とても興味深かった。
私も二日目の講義を担当して、経営戦略について、自転車アサヒのケースを使いながら、戦略における整合性の重要性を語った。
過去の受講生には、その後出世して社長に上り詰めた人も多く、今回もこの中から何人の社長が生まれるか、楽しみだ。
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いつも楽しく拝見しております!
内田先生の新刊は、いつ頃発刊予定でしょうか?また、講演会等の予定がありましたら教えていただけますでしょうか?
よろしくお願いします!