今週から新学期である。私にとっては教授になって2年目の春と言うことになる。
この4月から、従来の昼間通学して2年間でMBAを取るMBAコース(通称早稲田ビジネススクール)私が昨年来世話になっている大学院商学研究科の昼間仕事を持っている人が夜間と土曜日を使って同じく2年間でMBAを取るコースが合体して一つのビジネススクールになった。
私が主に担当しているのは昨年度と同じ後者の方である。通称、プロフェッショナルコースというが正式名称は大学院商学研究科専門職学位課程ビジネス専攻マネジメント専修(夜間主)である。わかりにくいと思うが当然である、当の本人が説明できないのであるから。
でも働きながら2年間で経営学修士(MBA)が習得できるコースと覚えておいていただければ十分である。
実際にどんなことをやっているのかって?
もちろんビジネススクールであるから、通常の「経営戦略」、「マーケティング」、「人事・組織」、「財務会計」といった基本科目がたくさん並んでいる。
でも普通のビジネスクールとちょっと違うのは、コースの中がいくつかの専門分野(これをモジュールという)に分かれていて、入学前からどのモジュールに所属するのかを決めてしまう点にある。別の言い方をすれば、モジュール毎に入学者が決まるとも言える。
例えばこの4月から開講の2007年度モジュールでは「保険・年金マネジメント戦略」、「戦略的コストマネジメント」といった非常に専門性の高いものから、「マーケティング戦略」、「企業戦略系」といった汎用的なものまで7つのモジュールに分かれている。基本的なMBA科目以外に、かなり専門性の高い講義が追加で取れるようになっているわけである。
しかも全部で一学年の定員が45名しかいない上に、これだけのモジュールに分かれているので、講義当たりに参加する学生の数は数名からせいぜい20数名くらいできわめて密度の濃い講義が行われている。モジュールの詳細やその中の専門科目に興味のある方は、早稲田大学商学研究科のホームページを見てください。
ちなみに私の担当するモジュールの「市場競争戦略」は2006年度と2008年度開講であり、今年は新入生はいない(2年生のみ)。
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