早稲田の社会人大学院(MBA)コースのゼミ生を紹介しよう。
私の社会人MBAゼミ生は全員2年生であるが20代から40代後半まで様々でユニークなメンバーがそろっている。
トップバッターは岡村慎二郎さんである。彼はまだ30歳前の若い学生だが、なんと栃木県から新幹線を使って通っている。ホンダの栃木の工場で購買部門に勤めているのだが、毎日ではないにしろ週3-4日栃木からわざわざ早稲田まで通ってくる強者だ。定期代の方が学費より高いという噂もある。すてきな奥さんとまだ小さな男の子がいる。そんな環境にもかかわらず、東京まで通うなんて何を考えているのかと家では言われていることだろう。
ゼミの中では、風貌はおっとりした感じでゆっくりしゃべるのだが、発言の内容は結構鋭かったり、過激だったりして、そのギャップに他のゼミ生は驚いているかもしれないし、楽しんでいるかもしれない。
以前は富士通の購買部門にいたそうだが、現在はその経験を生かしてホンダの購買の仕事をしている。MBAを取った後は何をやるのだろうかと期待もしているが心配もしている。
早稲田のプロフェッショナルコースは、働きながらMBAを取れることを標榜していることもあって、彼のようなユニークな学生も現れる。以前は、愛知県から通っていた学生もいた。それも結構な企業の役員クラスの立場の人だ。
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。