今日ようやくソウルから帰ってきた。台風一過の後、気持ちよく帰れると思ったが、ソウル地方が大雨で、空港が閉鎖になり、結局ソウル空港を出発したのは4時間遅れだった。団体行動で3時間近く前に空港に到着していたために、空港に6時間半も滞在するという羽目に陥ってしまった。残念。
今日は韓国滞在の総括と思ったが、ようやく帰り着いたこともあり、気がついたことを2-3記して終わりにする。
この写真はソウル中心部を流れる人口の川である。かつて流れていた自然の川がなくなってしまったの惜しんで、それを5kmにわたって復活させたそうである。市民の憩いの場所となっているようで、夕方にかかわらず大変な人がいて、子供たちが川の中で遊んでいたりしている。ただし、この川は人口の川で水道水を使用していると聞いた。贅沢だな。
二つ目は、ソウル市内にはなぜか眼鏡屋さんがすごく多い。とりわけ観光客・日本人目当ての店が多いような気がした。めがねが安いのかな、それとも性能がよいのかな?デザインが優れているという感じはしなかった。中には10分で作りますといった看板を掲げている店もあったのには驚いた。理由を知っている人は教えてください。
時々テレビを見ていて感じたのは、今や日本も香港も上海もソウルも若者向けの番組はみんな同じように見えるということだ。日本で言えばジャニーズの若手が出ているような音楽番組、SMAPのような絵に描いたようないい男といい女のテレビドラマ、クイズ番組、どれも言葉がなければどこの国の番組が分からないくらいに通っている。
アジアの市場、とりわけ若者市場が急速に均質化しているような気がする。
最後はおまけのおまけで、金浦空港の掃除のマシーンである。デジカメが故障して、携帯カメラで撮影したのでピンぼけで申し訳ないが、子供の乗る三輪車を大きくしたような乗り物の先頭にモップがついていた、床をすいすいと拭いていく。効率も良さそうだが、乗り回してもおもしろそうだった。
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日帰りでの日本への一時帰国など大変だったと思いますがソウルでの業務、大変お疲れさまでした。
内田先生が仰るように確かにソウルには眼鏡屋がかなり多いようですね。
ちょっと調べてみましたが、お店によってはお客の7割が日本人というところもあるようです。中には、わざわざ眼鏡を購入するために日帰りでソウルを訪問する人もいるとか・・・。
韓国の眼鏡屋が日本人に人気のある理由として、価格の安さや商品ができあがるまでの時間の早さがあるようです。いくつかHPで店舗を調べてみましたが、フレームとカラーレンズで1300円、平均して5000円程度など、日本と比較してもかなり安いです(もちろん多少高めのブランド品等も取り揃えていますが)。商品が完成する時間についても、早いところで15分など日本が数日かかることを考えるとかなりのスピードです。
ただし、価格や早さだけでここまで顧客(特に日本人)を惹きつけることはできないと思います。もう一つの要因として、韓国の眼鏡店では(全てではないでしょうが)、徹底的に顧客視点に立ったサービスを展開しているようです。
日本人顧客向けについていえば、例えば、前スタッフ日本語対応可、ソウル全ホテル対応の送り迎え、完成商品のホテルへのお届け、ホテルへのお届けが間に合わない場合の送料無料での日本へのお届けなど、日本の眼鏡店では到底考えられないようなサービスを展開しています。
こういったホスピタリティーの追求が日本人消費者を惹きつけている要因の一つではないでしょうか。
こういった韓国の事例等を見ても、逆に日本の同業他社もまだまだできることがあるように感じます。顧客ニーズ、顧客視点といった言葉は日本の多くの経営者から聞く機会が多いですが、多くはプロダクトアウトな取組みに終始していることが多く、本当の意味でのマーケットインな視点から考えると、まだまだできることは無限にあるように思えます。
しょうたろうさんへ
ソウルの眼鏡屋さんについての詳細なレポートありがとうございます。大変参考になりました。
どうも私の仮説は当たっていたようですね。
その後、韓国に詳しい方に話を聞いたところ、韓国のものはデザインも素晴らしいものが結構あるそうです。