私の古い友人に高田正隆さんという金にならない仕事をやることにかけては天才的な男がいます。
その彼がまた、金にならないことを手伝っているので、たまには応援しないと申し訳ないと考え、彼が今手伝っている仕事を紹介します。
それは日本古来の伝統工芸である「からくり人形」と呼ばれるものです。私も勉強不足でよく知らなかったのですが、数百年前から伝わる工芸で、技術的にも当時の最先端を行っていたものだそうです。
このからくり人形については、下記のサイトに紹介されていますので、興味のある方はご覧ください。特にビデオの最後の方に出てくる、茶運び人形には感心しました。
からくり人形について:http://www.karakurirobot.org/
ビデオによる紹介:http://www.karakurirobot.org/index.php?option=com_content&task=blogsection&id=5&Itemid=28
そのからくり人形の伝統を何代にもわたって守っているのが尾張在住の玉屋庄兵衛さんだそうで、この人形が来月アメリカに渡って紹介されるそうです。
それをいろいろ手伝っているのが冒頭の高田氏で、今回も自費でアメリカまで渡るようですから、力が入っています。高田さんがんばってください。
彼は、これ以外にも文楽人形をフランスに紹介する仕事とか、いかにも儲けに繋がりそうもない仕事をやっていますので、皆さんで是非応援してあげてください。
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zuKaoです。
内田先生、貴重なビデオの御紹介ありがとうございます。学生時代に機械工学を学んだ者として、あらためて当時の技術力の高さに感心しました。
でも何よりも良かったのは、バックに流れる音楽と木製ギアの温もり感がマッチしていた事です。
技術の進化は必要だと思いますが、変わってはいけない技術・そのままの形で継承しなければいけない技術という言葉にも新鮮さを覚えました。
zuKaoさんへ
このサイトのビデオクリップを作成した人は、プロだそうです。