仮説思考の第二弾として、兼ねて執筆中だった論点思考がいよいよ今週の金曜日29日から発売になります。実際に書店に並ぶのは多くの場合土曜日あたりからですが、見本が出来てきたので写真を紹介します。
誰ですか、白黒にしたら仮説思考にそっくりだなと言ってるのは?
でもその通りです。仮説思考のイメージを忠実に再現しながら、ブラック&ホワイトからレッド&ホワイトに衣替えしています。2冊並べてみると一目瞭然です。
肝心の中身ですが、前作「仮説思考」ではビジネスパーソンにとって非常に重要な問題解決をいかに効率的かつ効果的に解くかと言い視点で書いています。
それに対して、今回の「論点思考」では、ポジションが上がって意思決定者に近づけば近づくほど、大切なのは問題を解決することではなく、正しい問題を解くことだというのが出発点になっています。
BCGではこれをIssue(イシュー)と呼んで、毎日のように、このプロジェクトのIssueは何か、あるいはこの課題に答えるには解くべき論点は何かといった会話が飛び交っています。
そうしたIssue oriented なアプローチを一般ビジネスマンが使うにはどうしたらよいかと考えたのがこの本なのです。私の他の本と同じように、難しい話を以下にやさしく書くかに腐心しました。是非呼んで感想を送ってください。
既にアマゾンでは予約受付中ですので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
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いつもブログを読ませていただいています。
今日、都内の書店で「論点思考」を買いました。
私もKBSの卒業生なのですが、ゼミの先生にはいつも「大切なのは何が問題なのかをとらえること、つまり問題設定だ」と叩き込まれ、修士論文は最初の「問題意識」の1枚を書くのに3か月くらい叩かれました。
再び社会人になって5年以上経ちますが、最近上司に「君の良いところは問題を的確に整理する能力だ。問題を整理できているということは解決法もだいたいあたりがついている(仮説ができている?)いうことだから」と言われ、あーKBSで叩き込まれたのはこういうことか・・・と改めてしみじみ思う、そんなことがありました。
そんな時に内田先生のブログでまさにそのあたりが書いてありそうなこの本が紹介されているのをみて心から共感し、初めて先生の本を買ってきました。帰ってから今まで、久しぶりに「問題設定」についてあれこれ自分で考えてみました。これから一気にこの本を読ませていただきます。
「論点を考えることが重要」というすばらしい論点を提供していただき、ありがとうございました!!
内田先生の『論点思考』『仮説思考』、一気読み。
WBS(早稲田大学ビジネススクール)の内田先生の新著『論点思考』が出たので、読んでいなかった『仮説思考』とセットで一気読みを終えました。 内田先生の講義は前期2つ、後期1つ履修し、すっかり内田ファンになっているわけですが、 そのせいもあってか、内田先生に直接…….
masaさんへ
返事が遅くなってごめんなさい。
論点思考を買っていただいて感謝です。
ビジネススクール時代に学んだことが仕事に生きてくると実感できるのは素晴らしいことですよね。私もKBSに感謝しています。
zuKaoでございます。論点思考、本日読み終わりました。
論点設定の重要さは当然ですが、p.89の3つのポイントが大変参考になりました。特に「2.解決できるとして実行可能(容易)か」「3.解決したらどれだけの効果があるか」は、当然の事なのですが日々の仕事の中で冷静に判断できているかというと必ずしもYesでない事も多いです。これらを意識し「筋のよい論点」をより多く設定していければと思いました。
また、p.176の「一度、作業屋になることは避けて通れない道なのではないか」のくだりも自分を振り返り「作業屋」を経験したからこそ仕事勘や直観が磨かれたのだなと再認識しました。「経営の意思決定は0か、1かの世界ではない。グレーの世界の意思決定になってくる。それができるのは現場での経験だ。」の『グレーの世界の意思決定』はしびれました。
zuKao
zuKaoさんへ
論点思考、気に入ってもらって良かったです。
コンサルタントは答えが出せてなんぼなので、最初に答えがあるか、出せるかをすごく真剣に考えます。
ところが普通のビジネスパーソンは、つい課題に手をつけてしまうわけです。