昨日・一昨日は大隈塾リーダーシップ論の田植え合宿であった。
受講生同士の親睦を図ると同時に日本の農業問題にも触れてもらうという意図で、春の田植えと秋の稲刈りと年2回ずっと行われてきた。
私自身は都合がつかなかったり、体調不良になったりで実は初参加である。
初日は鴨川自然王国という、千葉県鴨川の山間部にある棚田を使った農場における田植えの実践である。私も千葉にこんな棚田があるのはまったく知らなかったが、大変綺麗な場所で感激した。大山千枚だと呼ばれるところです。日本棚田100撰に選ばれているとのこと。
ちなみにこの棚田は、すべて雨水だけでまかなっているそうだ。強粘土質と呼ばれる土で粘りけが多いために水が流れでないために可能だそうで、大変まれな例らしい。また取れるお米も長狭(ながさ)米と呼ばれる日本米百選に入るおいしい米らしい。すべて後述の石田さんから聞いた話。
何人かを除くと田植えは初体験という人ばかりで、実際の土(と言うより泥)の感触やオタマジャクシにくすぐられる感覚などを楽しんでいたようだ。
実際の田植えの様子をiPhoneを使ってUstream放送したのであるが、あいにくうまく動画が放送されなかった。ごく一部だけ、録画が残っているので、ご覧ください。
http://www.ustream.tv/myvideos/1/6763688
田植え終了後は、自然農園で取れた野菜をたくさん含んだバーベキューだ。労働後の食事はおいしい。みんな幸せそう。
自然王国は、加藤登紀子さんのご主人であった故藤本敏夫が始めたとのこと。二人の娘さんで歌手のYaeさんも登場して、素晴らしい歌を披露してくれた。
せっかくの機会なので、4月21日に発売になったばかりのCD「あいをよる、おもいをつむぐ」を購入して、サインも頂く。
宿泊は、早稲田大学の鴨川セミナーハウス。私は学部や社会人のゼミでもよく使うおなじみのセミナーハウスである。
翌日日曜日は、大山千枚田の保護を長年やってきて、鴨川自然王国の幹部でもある石田三示氏の講演。石田氏は、現在は民主党選出の衆議院議員。現場目線から見た日本の農業の復活や過疎の問題解決を熱く語ってくれた。モットーは楽しくなければ人生でないと言うことで、大変楽しい方でもありました。
親睦を深める上でも、農業や過疎問題を考え上でも有意義な合宿であったと思う。
私自身は遅れていって、あまり長い時間動かなかったこともあって、幸い筋肉痛などは現れていない。
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