今回の東日本大震災における日本の現状を憂えて、内田ゼミでやれることやろうという話が盛り上がり、数多くのゼミ生(主に卒業生)が立ち上がってくれた。
昨日、その1回目の会合が行われたが、20名を超えるゼミ卒業生が集まってくれて感激。
当日は、顔合わせと同時に早稲田のビジネススクールならではあるいは内田ゼミならではの支援としてはどんなことが出来るのかについてブレーンストーミング実施。
全員が昼間は働いている身の故に、現地に行っての支援とかは無理なため、東京にいながら出来ることあるいは空いた時間を使った出来ることなどを中心に議論。
震災で職を失った人の中でもスキルを持った人と、スキルを求めている非被災地の企業の求人マッチングサービスをやろうとか、子供を対象にした心のケアが大事とか、国や世界に提言していこう、そうではなく自分たちで出来ることをやっていこうとか、いろいろなアイデア・意見が出てきて私自身も勉強になった。
とりわけ、寄付を配分するだけでは、施しになってしまい、一時的な助けにはなってもそのままでは地方や企業の活力は生まれない。したがって、ビジネスとして金を出す人(投資家)を見つけ、またそれを使って事業再生を果たしたいと思っている被災地の起業家を見つけるべきだという意見には私自身が刮目。
来週に再び会合を持ち、自分たちで取り組んでいくプロジェクトを決定する予定。場合によってはブログの読者にも協力をお願いするかもしれないので、その時はよろしくお願いします。
ちなみにプロジェクト名はとりあえず、
早稲田内田ゼミ Save Japan Project と名付け、略称「WSJP」としました。
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部外者ですが、一言だけよいでしょうか。
おそらく、話し合われた際に出てることとは存じますが、休日に、一度、現地を訪れてはいかがでしょうか?
プロジェクトの目標を決めるのは、訪問後でも遅くはないのではありませんか。
(現地の方々の生活基盤の復旧具合と、どの地域を対象とするかによって、目標を達成する前に考慮しなければならない事項の量も違ってくるのではないかと思うからです。また自分の目で見、直接聞くことで、考えもかわるかもしれません。)
現地の方にはご迷惑をおかけすることになるとは思うので、強くお勧めはできませんが。
五十嵐さんへ
確かに一度この目で見てからの方が良いという考えもあると思います。
ただ、周りには既に現地に行ったことのあるものも結構おり、彼らの意見も聞きながら、今回は被災地を直接助けるのではなく、ある程度のめどが立った後のことを考えようと思っています。
もちろん実際に現地を直接助けるプロジェクトをやる場合は、事前に現地を訪問しないと始まらないと思っています。
ご意見、ありがとうございます。
素晴らしいアクションだと思います。
私も常々「被災地が復興するということは、そこに経済活動、お金の流れが生まれるということだ」と主張しておりますので、
WSJPが、良い意味で今回を「チャンス」として活かせる何かを生むことが出来ればステキだなと考えております。
できれば、実際に南三陸で支援活動を実施してきた私からも情報提供させて頂きたいところです。
なお、すでに考慮されているかもしれませんが、
今回の被災地は複数県(宮城・福島・茨城・千葉)におよび、
それぞれ被災状況や周辺環境が異なりますので、
その辺りも考慮されますと、より実効性の高いアウトプットを生む事ができるのではないかと考えます。
「被災地」という括りで会話するのであれば、
私は、被災地と投資家および一般人が意見交換できるサイトが出来れば良いのではないか と考えています。
被災地側からの情報(現地のインフラ・水産資源・農業資源・観光資源等の情報)と、
投資家や一般人の希望(投資要件・観光条件等)をオープンにすり合わす事ができる場が有れば、
投資家達がチャンスを見いだせる機会が増えるでしょうし、
サイトの見せ方によっては、地域情報サイトとしても充実するのではないかと考えています。
投資運用業を営んでいる者ですが、震災に活かせるビジネスにお金を提供したいとする年金基金の話しをよく耳にしますよ。