今日の大隈塾リーダーシップ論のゲストスピーカーは、恒例となっている品川女子学院の漆紫穂子校長。偏差値すらつかないどん底の女子校を人気校に改革した経営者です。
いつもながら受講生を引き込む話のテクニックはさすがです。
例えば人を動かそうと思ったら、弱みを見せることが大切と語る。そうだよな、何でも自分でできる人を助けようと思う人は少ない。一方で、ダメな人が一所懸命がんばっていると、手伝ってあげようと思う。それなら、自分の弱みをさらけ出した方がいいと説く。
あるいは何度聞いても、その通りだなと思うのは、「人は変えられない、管理できない」とい考え方である。一方で、誰にでも喜んで一所懸命やることはある。そうだとすれば、その人のやる気のスイッチの入り方を理解して、それを心がけるのが大事であると語る。
さらに失敗を評価することを強調する。というのも、失敗はチャレンジの結果であり、失敗しない人はチャレンジしてない人だと言う。そのため、チャレンジして失敗しても、そこから学べる仕組みあるいは得たものを評価していくことが大事と語る。
彼女は、子供を育てるテーマでたくさんの本を書いており、先月でたばかりの本が「伸びる子の育て方」。読んでみたら、これは子供だけでなく、大人にも当てはまる話満載でした。
一番気に入ったのは、仕事は曖昧なものは具体的に、大きな話は小さくブレークダウンするというくだりで、何でも任せてしまいがちな私には耳の痛い話でした。
ちなみに新刊の出版を記念して、来週末14日に丸の内丸善で講演会を開催するそうです。
詳細は「urushilecture.pdf」をダウンロード
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