どういうときに異業種格闘技が起きやすいか考えてみました。
分かりやすいところから行くと、
1)技術革新
まず技術革新の結果、今までに比べて優れた製品・サービスあるいは存在しなかった機能などが提供できる場合です。
インターネットの普及やIT技術のおかげでCDを買わなくてもネットワークからCDと比べて音質面で遜色ない音楽を手に入れることが出来るようになった。結果としてレコード会社と電機メーカーとPCメーカーが同じ土俵で顧客を奪い合っている。
あるいは無線技術の発達で、自分の電話を外出先や移動中に使えるようになった。従来の電話会社と携帯電話会社が顧客を奪い合っている。たかだか15年しか経っていないのに、携帯電話の普及ぶりは凄まじいものがある。今更携帯電話のない生活には誰も戻れないでしょう。とりあえず1ラウンドは携帯電話会社の勝ちで、これから無料の無線LANなどの普及に伴い、第2ラウンドでまた新たな異業種格闘技の戦いに入るところでしょう。
そこまでハイテクでなくてとも、最近はやりのコインパーキングは無人で時間貸しが出来る機械なりシステムが登場したことでことで初めて成り立つ商売であり、これまでの主流であった有人の時間貸し駐車場や、無人の月極駐車場と競い合っている。
技術革新以外の要素としては、たとえば
2)規制緩和
3)消費者志向の少ない業界
4)顧客のアンメットニーズ(満たされていないニーズのこと)のあるところ
5)非効率な機能を保持したままの業界
6)ベンチャーブーム
などがあげられると思いますが、他にもありそうです。
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