異業種格闘技の起きやすい業界の最終回は、ベンチャー企業の隆盛である。
ベンチャー企業は業界ではないが、最近のベンチャーブームがいろいろな業界にこれまでにない戦い方をいろいろ持ち込んでいることは事実である。既にあげた例では、マイクロソフトを震撼させているグーグル、日本で言えば、中古車業界を変えたガリバー、証券業界を大きく変えてしまった松井証券、マネックスなどがある。今後はmixi(ミクシィ)、「はてな」のような企業が世の中を変えていくのかも知れない。
それではなぜこれほどのベンチャーブームかと言えば、私は3つの側面があると見ている。
1つ目は制度や技術に代表される「ハード面」である。以前に比べると株式会社を作るハードルはゼロに近いくらい低くなった、あるいは上場にしても大幅にルールが緩和されている。また、ベンチャーを支援するサポート制度も官・民両面で充実しつつある。また、インターネットや携帯電話に代表される技術の進化が新しい企業の市場参入を容易にしたり、数多くの新しいサービスすなわちビジネスチャンスをもたらしている。
2つ目と3つ目は明日紹介する。
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