マッシュアップ(続き)
今日は不動産情報以外にマッシュアップを使うとどんな可能性があるかをお話しします。
まずすでに世の中にあるもの紹介すると、まずSNSのmixi(ミクシィ)で有名な株式会社ミクシィがやっているFindJobs!があります。
http://www.find-job.net/fj/mapsearch.cgi
これは、職探しのサイトなのですが、自分が働きたい場所とやりたい職種がセットで探せるという仕組みです。たとえばWebデザインの仕事を渋谷近辺でやりたいといった探し方が出来ます。そして、地図上のマークをクリックするとその会社のさらに詳しい情報が表示されます。グーグルマップを使っています。
これ以外にも、映画生活というサイトでは①自分が見たい映画を上映している映画館が地図上に表示される、あるいは②自分が行きたいエリアの地図に映画館の印が現れ、それらをクリックするとその映画館で上映中の映画が表示されるなどのサービスをやはりグーグルマップを使ってやっています。
http://www.eigaseikatu.com/theater/
私があったらいいなと思っているサービスは、本屋に関する情報である。自分が欲しい本を入力すると、その本を在庫している本屋さんが地図上で点滅表示される。もちろん、絶対買うと決めていたり、内容が分かっている本であれば、アマゾンのようなネット書店で全くかまわないのであるが、まずは内容を見てみてから、購入を判断したいと思う場合は書店へ行くことになる。その時にどの本屋に行ったら自分の欲しい本があるかは、難しい選択になる。近くて小規模な本屋に行けば時間はセーブできるが、万が一在庫がなかった場合には徒労に終わる。一方で大型書店に行けばかなりの確率で本があるかもしれないが、行って帰ってのコスト(時間・交通費)がかかる。
それをPCで、たとえば「内田和成 仮説思考」と入れると、都内の地図と一緒に何カ所かの書店が点滅する、自分の今いるところから最も近い書店に行けばよい。おまけに地図上に現れるので縮尺を拡大してプリントすれば、地図代わりになる。
実は、紀伊國屋書店のような一部の大型書店では、地図なしで同様なサービスをすでに行っているが、当たり前のように自社店舗の在庫しか表示されない。これを全書店でかつ地図付きでやったら大変便利だと思うのだが、どうだろうか?
ここまで来ると同様なサービスはいくらでも考えられる。たとえば、家電製品で実在店舗の「在庫」と「価格」の両方を教えてくれるサイト(リアル店舗のみを表示する価格コムと考えるとわかりやすい)とグーグルマップが結びついたらこんな便利なことはない。自分が欲しい商品がどの店に行くと在庫されていて、いくらで売られていくかが訪店前に分かる。自分の頭の中で、時間コストと価格セービングのトレードオフが行われる。要するに近くて少し高い店ですませるか、高くても遠くまで出かけるかを天秤にかけるわけである。これも便利だと思うのだが、いかがでしょうか?
皆さんのアイデアも教えてください。
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