WBS×KBS
現在ビジネススクールゼミの研修旅行で韓国のソウルに来ている。
初日の金曜日は、BCGソウル事務所で事務所トップのスティーブ・チェ氏に韓国の産業事情についてレクチャーを受けた。これまで高成長を続けてきた韓国が今後は様々な課題に直面することを学んだり、サムソングループ成功の秘訣について教えてもらった。
その後、ソウル大学に場所を移して日本研究所所長の金教授より、韓国の経営と日本の経営の違いなどについてレクチャーを聴き、質疑応答を行った。ちなみに金先生は慶応ビジネススクール(KBS)の博士課程出身で、日本でも筑波大学のビジネススクールなどで教鞭を執っていた。
2人の異なる韓国ビジネスの専門家によるレクチャーはゼミ生にとって大変よい刺激になったようである。写真は、ソウル大学で金先生の講義を受けているゼミ生たちである。
夜は、金先生と同じくKBS出身のチャンさん(ケーキ屋さん)、パクさん(実家の製薬メーカーで働いている)、もうひとりのパクさん(財閥の現代グループの金融会社の現代キャピタル勤務)とゼミ生一同で食事をした。
私を含めるとKBS出身者が5名、早稲田ビジネススクール(WBS)の現役生が5名の計10名となり、ソウルで早慶戦を行ったことになる。大変楽しい夜であった。
ちなみにチャンさんは奥さんと一緒に始めたクルミパイが大ヒットして、テレビや雑誌にもちょくちょく取り上げられる人気者だそうだ。食事の最後にご自慢のクルミパイをいただいたが、さっぱりしていてとてもおいしかった。サムスニという名のブランドで売り出しているが、サムスニというのは奥様の愛称だそうで、韓国名と西洋の食べ物のミスマッチがまた受けている理由だそうだ。というのも、そのために必ず名前が記憶に残るそうだ。日本で言えば、花子のショートケーキみたいなものなのであろう。純粋なメイドインコリアなのにはこの横にサムスニの胡桃パイと日本語で書いてあるのも粋である。
上の写真では分からないが、このクルミパイは暖めるのではなく冷凍庫から出して冷たいままを食べるとおいしいというユニークな特徴を持っている。ゼミ生全員が、日本へのおみやげとして翌日新世界デパートに買いに行ったくらいであるから、おいしさは分かってもらえると思う。
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BCGスティーブ・チェ氏並びにソウル大学金先生からは、大変興味深くかつ示唆に富んだお話をお伺いでき、大変知的好奇心の満たされる時間を過ごさせていただきました。
また、パクさん(実家の製薬メーカーで働いている)には大変美味しい宮廷料理の懇親会場をアレンジいただき、チャンさん(ケーキ屋さん)にはこれまた美味しい胡桃パイをご馳走になり、大変お腹の満たされる時間を過ごさせていただきました。
ブログを拝見して気が付いたのですが、確かにあの場は早慶戦だったのですね!
>私を含めるとKBS出身者が5名、早稲田ビジネススクール(WBS)>の現役生が5名の計10名となり、ソウルで早慶戦を行ったことにな>る。
ぬっ!?
内田先生はどちらの側にも付かない審判役でなく、かと言って早稲田大学ビジネススクール教授としての早稲田側でもなく、まさかKBS側についているとは・・・(笑)。
KBS出身でソウル在住の方は既に50名余りもいらしゃるとのこと。皆さんの結束の固さをお伺いし、”伝統は力なり”を実感しました。
我々早稲田ビジネススクールも頑張らねばと、ゼミ生が一致団結した夜でありました。
城出さんへ
私はもちろん早稲田の応援団です。
しかし、どちらが勝つの負けるのではなく、両方のビジネススクールが切磋琢磨した、ハーバード・スタンフォードに負けない力をつけていけばよいと思います。
根来研究室の植野です。我々も韓国に行っておりました(ホテルのラウンジで内田先生と根来先生がお茶しているところをお見かけしました)。我々はサムスンを訪問したのですが、その強さの秘密を完全に理解することはできませんでした(サムスンのプレゼンでは、大量プロモで築いたブランド力、斬新なデザイン性、プロパーとは別キャリアでの優秀人材の育成・登用を強調していましたが)。良ければぜひサムスンの成功の秘訣をBlogなどで御披露頂ければ、嬉しいです。
植野さんへ
サムソンの秘訣は内田ゼミ生、特に城出さんに聞いてもらうと一番よく分かると思いますよ。
>内田先生
土曜日の懇親会、お疲れ様でした。またコメントを御丁寧にありがとうございます。城出さんにぜひお聞きしてみたいです。
>城出さん
根来ゼミM1の植野と申します。懇親会会場でお探ししたのですが、お会いできなかったため、コメント欄で失礼します。もし宜しければ、ぜひサムスンについて教えてください。メールを頂ければ幸いです。
たびたび、すいません。アドレスは、uenoda@gmail.comです。
植野さんへ
城出です。植野さんのご期待に副えるかどうか定かではありませんが、小職が知りえている情報についてお話させていただくことは勿論可能です。別途、uenoda@gmail.com宛にご連絡させていただきます。