早稲田のビジネススクールの卒業生の林琳(りんりん)からメールをもらいました。
『こんにちは。林 琳です。
上海に行ってきましたので、頂いた宿題のご報告をいたします。
「仮説思考」の中国語版の読んだ感想
私自身の翻訳経験で、翻訳しやすかった書籍の内容に対して、中国の読者のわからなさそうな言葉の注釈をつけるのに大変苦労しました。例えば、「失われた10年」とか「合宿」とか。
その視点で仮説思考の中国語版を読んで見ましたが、中国語版は非常に読み手を意識する注釈のつけ方となっており、「アサヒビール」「キリンビール」などまで注釈を入れておきました。中国語の訳も非常に自然だし、読み手にしてすらすらと読みやすい内容になっているかと思います。』
また、崔さんとも会って、親しく話をしてくれたようで、以下のような感想と写真を送ってくれました。
『私が顔あわせる前に崔さんが中国のビジネスの環境にいながらなぜ「仮説思考」に魅力を感じたかについて不思議で、聞いたところ、現在の仕事に仮説思考の考え方を使うことはあまりないとのことですが、「仮説思考」と大前さんの本を何冊同時に読んでいるうち、先生の本の実用性に気に入りしたようで、四川省に出張し、時間の余裕があった半年を利用して翻訳したとのことです。』
ということで、崔さん、本当にありがとうございました。
下の写真が崔さんと林さんです。
リンリンは現在アメリカのボストンで、勉強中とのことです。頑張ってください。
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内田先生
いつも先生のブログで勉強をさせて頂いておりますが、自分の顔を見るとは思いませんでした。あまりの驚きに3日間前発声しなくなったMY PCのマイクからいきなり音が出てしまいました(本当の話)。Bostonででもいい子していますよ。^^頑張ります。
「仮説思考」の中国語訳に関して訳文がまだ改善する必要があると私が思っていますが、リンさんにはこのようなコメントを頂いて嬉しいです。
さて、先生の著書を翻訳したというより、先生のビジネスマインドを勉強させて頂いたと言ったほうがいいと思います。此方こそ御礼申し上げます。
実用性といえば、先生の「仮説思考」はマッキンゼー出身のBarbara Minto氏のThe Minto Pyramid Principleに匹敵できるのではないかと思います。
ちなみに、清華大学ビジネススクールの「管理学者」というビジネスマガジンには執筆させて頂いた「仮説思考」の書評(書評といっても非常に簡単な短文ですけど)が載ってありますが以下のリンクでご覧になれるかと思います。
JPEG版
http://www.guanlixuejia.com/magazine/reading/200803/magazine_1653.html
文字版
http://finance.sina.com.cn/leadership/mglgs/20080327/11014676128.shtml
りんりんへ
勝手に顔写真を載っけてごめん。でも世界中に知られて良かったのじゃない。
素敵な伴侶(これって日本語?中国語?)が見つかるかも知れないよ。
冗談はさておき、ボストンでの生活はどうですか?
崔さんへ
リンリンは、崔さんが若いので感心していましたというか、ショックを受けていましたよ(こんなことばらしていいのかな)。
精華大学の経営大学院のサイトも例によって、Google Translate にかけてみました。
すごく良くできた英語になっているので、よく分かりました。いい解説文ですね。どうもありがとう。
早く上海に行って、会えるといいですね。