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インターネットの本質

ややタイミングが遅いが、私が読んだ本の中の中から、インターネットの本質を理解するための必読書を3冊紹介しておく。

1冊目は、クリス・アンダーソンの「ロングテール」である。これまでのリアルのビジネスとeビジネス(これも死語に近いが)の違いを具体的な例や数字をあげて紹介している。単なる事象の紹介にとどまらず、なぜそうしたことが起きるのか、あるいは今後どんなことが起きるのかを明確に示してくれる。ゼミの必読書にもしたくらいだ。
コンサルタント的ものの見方や分析手法などが参考になる。コンサルタントを目指す人にお勧めです。

Longtail

2冊目は定番となっている梅田望夫の「WEB進化論」である。これはもう読んだ人も多いと思うので、詳しくは紹介しないが、インターネットの第2段階をこちら側とあちら側という分かりやすい表現で紹介している。多少独善的なところはあるが、大いに参考になる本である。

Web

3冊目は佐々木俊尚の「グーグル Google」である。グーグルのすばらしさを紹介しながらも、グーグルの持つ危険性についてもか語られており、どちらかというとインターネットに警鐘を鳴らす本である。佐々木氏独特の鋭い切り込みで、グーグルの光と陰を語っており、大変興味深い。

Google

上記の本でもの足らず、かなり技術的なところを詳しく理解したい人は、これもやや古い本(と言っても2006年)であるが小川浩・後藤康成共著の「Web2.0 BOOK」がお薦め。
私はこの本を読んでから、インターネットの新しい技術やサービスに対する感度がぐっと上がった。

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コメント

  1. zuKaoでございます。
    ウェブ進化論は面白かったです。
    「ロングテール」も面白そうですね。
    「ロングテール」という言葉にも
    興味を持っていたので、ぜひ読んで
    みたいと思います。
    ただ購入した書籍が山積みになって
    ます。読むスピードが購入スピード
    に勝てません。。。

    • 内田和成
    • 2008年 8月 11日

    zuKaoさんへ
    ロングテールは事例が豊富な上に、結構データで裏付けられているので、ためになりますよ。
    私も積ん読の本が20冊くらいあるかな。でも結構読むのが早いので、その気になると通勤の行き帰りで1冊読み終えてしまいます。

    • ponta
    • 2008年 8月 18日

    関東の大学でMBAに通うもの(社会人)です。最近、異業種格闘技という言葉を知り、いろいろと検索しているうちにこのブログにたどりつきました。経営学を学んでいる身として、コメントを残していきたいと思います。インターネットの本質を知るための書籍として1冊紹介したいと思います。ここのサイトをご覧の皆さんも読んでみてください。「グーグル革命の衝撃 (NHKスペシャル) 」という書籍です。グーグルの強さがわかるのですが、筆者の熱意が伝わってきますし、調査が細かいのにロジカルで丁寧に書かれているために、わかりやすくかつ臨場感があります。おすすめです。私は通勤時間で読み終えました。ケースを勉強すると思って読むと面白いです。またお邪魔させて頂きます。by ponta

    • 内田和成
    • 2008年 8月 24日

    pontaさんへ
    いらっしゃい。コメントありがとうございます。
    NHKスペシャルのグーグルは読んだことがなかったので、機会があれば読んでみたいと思います。どうもありがとう。

    • ponta
    • 2008年 9月 01日

    内田様、コメントありがとうございます。まさかコメントして頂けるとは思いませんでした。。。嬉しいです!毎日楽しく拝見しています。このブログにたどりつけて良かったです。これからも何か共感できたことや、投稿したい内容がありましたらスペースをお借りしたいと思います。月並みで恐縮ですが、これからも頑張ってください。by ponta

    • 内田和成
    • 2008年 9月 02日

    pontaさんへ
    It's my pleasure!
    いつでもコメント・投稿してください。お待ちしています。

    • 2008年 9月 05日

    崔です。
    ちょうど、先頃 「ヴェブ進化論」を読み終わりましたので、コメントさせて頂きます。
    「次の10年への三大潮流」として本書で「インタネット」、「チープ革命」と「オープンソース」が提出されたことに気に入ります。
    チープ革命については、まだ良く理解できていないが、Googleはインタネット世界の覇者といえるなら、アメリカのFacebookはインタネットとオープンソースを賢く活用できているSNS(日本の場合はwixiですね)の代表だといえるでしょう。
    「ロングテール」については、一年前(?)に読んだことがあります。もちろん、日本語版ではなく、中国語版です。が、内容については、今はロングテール市場が意外に大きいですねという感想しか覚えておりません(バカだね)。
    さて、つい最近、HBSの教授Anita Elberse氏はハーバード・ビジネス・レビューにて「Should You Invest in the Long Tail?」という論文を発表しロングテール理論が間違ったと論説しました。それでクリス・アンダーソンはブログ経由でまたAnitaを反論しました。面白そうな論戦になってしまいますので、以下のリンクでご紹介します↓
    http://harvardbusinessonline.hbsp.harvard.edu/hbsp/hbr/articles/article.jsp?ml_action=get-article&articleID=R0807H

    • 内田和成
    • 2008年 9月 13日

    崔さんへ
    コメントありがとう。特にHBSの教授とクリス・アンダーソンの論争というのはおもしろいですね。勉強してみます。
    さて、いよいよ上海で会うことが出来ますね。来週を楽しみにしています。

    • TAKEO
    • 2009年 9月 08日

    内田先生が推薦されている「Web2.0 Book」の図解版を以前読んだことがあります。インターネットに対する見通しがとても良くなった憶えがあります。
    先生の示唆されている本はどれも根本の原理を指し示す内容なので、いろいろと応用が効きますね。
    茂木健一郎さんの「プロフェッショナルの脳活用法」という新書が出ているのですが、先生のご著書「スパークする思考」とも重なる部分が多くて驚きました。先生が推薦されている本も読んでみたいと思います。

    • 内田和成
    • 2009年 9月 24日

    TAKEOさんへ
    コメントありがとうございます。茂木さんの本は読んでいませんが、脳の専門家が同じようなことを言っているのであれば、私の考えも科学的にも正しいのかも知れませんね。

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