昨日、早稲田大学のキャンパスを使って、早稲田大学ビジネススクールを紹介するWBSフェアが行われた。
初めての試みと言うこともあって、どれくらいの人が来てくれるか、私も不安なところがあったが、ふたを開けてみれば大盛況で、400名を超える方が来てくれた。私の所属する商学学術院(ビジネススクールの親会社のようなもの)の校舎では300名収容の教室が最大と言うことで、一つの教室ではカバーしきれずに別の教室にテレビカメラの映像を流して、そちらでもたくさんの人に見てもらうほどだった。ライブで見られなかった方はごめんなさい。
以前にも紹介したことがあるかと思うが、早稲田には昼間のフルタイムのコース、夜の働きながらMBAをとるパートタイムのコース、さらに技術経営に特化したMOTのコース、シンガポールのナンヤン工科大学とのダブルディグリー(学位が両方で取れる)のコースと4つの特徴あるコースがそろっており、それらを一堂に会して説明するという意欲的な試みだった。
私のモジュール(専攻のようなもの=ゼミ)の説明会には、大変多くの人が来てくれたが、いつものように私自身の説明は簡単に終わらせて、現役のゼミ生にゼミのことを語ってもらった。参加者にとって、私の話は本やマスコミを通じて知ることは出来るが、ゼミの雰囲気やどんなゼミ生がいるかは、こうした機会でもなければ、知ることが難しい。案の定、質疑応答では、私への質問ではなく、ゼミ生への質問が続出した。狙い通りであるし、来てくれた人にも等身大の内田ゼミを見てもらえたのではないかと思う。岡田さん、西ヶ谷さん、どうもありがとう。
卒業生によるパネルディスカッションというのもあって、そちらには内田ゼミを今年3月に卒業したリクルートエージェントの岡井さんが参加してくれた。明快な話しぶりに、参加者からもさすがとの声が出ていた。
私自身は自分のモジュールの個別説明会に加えて、夜のコース全体の説明、教師によるパネルディスカッションのパネリストと一人で3役もこなして、大忙しだった。しかし、教室一杯の30代を中心とした若者たちを見ていると、自分がキャリアを何とかしたいと考えて慶応のビジネススクールに入学した頃を思い出して、大変感慨深いものがあった。がんばれ、若者!
"The best way to predict the future is to invent it." -Alan Kay-
是非、自分の道は自分で切り開いてください。
この記事へのトラックバックはありません。
貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
先生も30代でキャリアを悩んでらしたとお伺いし、勇気付けられたと共に、恥ずかしながら、ぼんやりとした明確でないビジョンのせいにしてチャレンジすることに臆病であった自分を反省する機会になりました。
(入学試験次第ですが)WBSで学び、自己実現に向けてチャレンジしようと思います。
本当に、ありがとうございました。
zuKaoでございます。
私は最後に記されたメッセージにスパークしてしまいました。
Alan Kay氏について全く知らなかったのでWikiで調べてみましたが、その多才さに驚きました。
また、以下のサイトにも一節がタイトル化されていますね。
http://www.smalltalk.org/alankay.html
先日の嶋口内田研究会の際に、西山さんもPalo Altoについて触れていましたが、是非とも訪れてみたい町の一つですね。
先生、日曜日はお疲れ様でした。
説明会にいらしていた方のパワーに、我々在校生も今のMBA生活をさらに充実したものにしないといけないなーと気持ちが引き締まりました。
そして、ゼミ生としてさらに内田ゼミを盛り上げ、名高いものにしていきたいと思います(年月がかかりそうなので、その間、ますますご活躍ください(笑)
新田さんへ
WBSは活気にあふれていて、とても面白いし、刺激に満ちていると思いますよ。
自分のキャリアになるかどうかは、自分次第ですが・・・。
zuKaoさんへ
Alan Kay はパーソナルコンピュータの父と称されている人で、実際のPCは実質アップルによって世に出されましたが、コンセプトはAlan Kayによるものと言われています。
だえみさんへ
当日はご苦労様でした。日経産業新聞にも出るし、大活躍ですね。