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車中広告に見る世相

選挙は民主党の圧勝でした。岡田(克也)さんおめでとう。
頑張ってください。私は政治に直接コミットしていないが、岡田さんは個人的に応援している。
しかし、これだけ大勝ちしたと言うことは、逆に民主党は国民の答えに答える義務が生じたと言うことで、大変だ。

一昨日、昨日と京都へ企業訪問行ってましたが、その話題は後日紹介します。

私は前著[スパークする思考]の中で、花王前会長の後藤さんが使っていた言葉[キョロキョロする好奇心]を紹介した。私自身の情報収集やアイデアを生み出す源と同じだったからだ。私も電車の中で、乗客を観察したり、中吊り広告を見ることで世の中の流れをつかむことがままある。

今日はその話題だ。先週の金曜日に地下鉄東西線に乗って早稲田大学まで行ったのであるが、その車中で妙なことに気がついた。車中の広告が妙に少ないのである。元々都営地下鉄などは広告が少ないし、東武電鉄の車両に当たると広告が埼玉ローカルなものが多いなと言うのは感じていた。しかし昨日乗った車両は東京メトロの車両で、これまではいろいろな車内広告に満ちあふれていた。

ところが昨日乗った車両の網棚の上にはめ込みで入れられている広告がすき間だらけなのである。ちょっと数えてみたところ、営団の路線案内などの広告ではないスペースを除くと私が座った席の周りにはポスター14枚分のスペースがあった。ところが実際にポスターがはめられているのがわずか7枚しかなかった。半分である。道理ですいている感じがしたわけだ。世の中で広告の不況が言われているが、こうしたところに如実に現れているなと思った。

さらにどんな広告主が広告を出しているのか見てみて、もっと驚いた。よくある化粧品や食品の広告がほとんどない。7枚中なんと4枚が借金の整理をしますという弁護士事務所や司法書士事務所の広告だった。後の3枚が英語学校、専門学校、キリンビールの第三のビールのコマーシャルで、こちらは以前からもあった類のものだ。

それにしても債務の整理や過払い金の取り戻しを訴える広告が堂々と言うか、大半を占めていることに大変驚いた。自分自身の大発見と思ったら、先週の週刊ダイヤモンドの弁護士特集にその答えが書いてあった。特集の最初のパートのタイトルが「過払い金返還請求の宴」と題して、弁護士と司法書士がいかに儲かっているかを大々的にと取り上げていた。中でも驚いたのは、35ページに一覧表が載っている主要弁護士事務所や司法書士事務所の過払い金返還広告の出稿額だ。弁護士事務所では法律事務所ホームロイヤーズが約15億円、ひかり法律事務所が4億円、ミネルヴァ法律特許事務所が2億円など、1億円以上の広告費を使っている弁護士事務所が9社もあった。さらに司法書士事務所も同様で、みどり法務司法書士事務所の7億円を筆頭に、ひかり法務事務所、新橋法務司法書士事務所などが続き、こちらも1億円以上が8社に及ぶ。これらは取り戻した金額ではなく、広告費である。ウーン、よほど儲かっているのだろうな。記事によればトップの事務所では1年で200億円取り返したそうだ。そして、事務所の報酬はその3割だそうだ。確かに儲かるビジネスモデルだが、何か違和感があるな。

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