ブログ

人のいやがる道にチャンスあり

10日ほど前の日経新聞神奈川経済面に「エコタクドットコム」というユニークな企業が紹介されていた。元々はパソコン周辺機器の販売が本業らしいが、昨年12月よりiPhoneの修理サービスを始めたら大当たりしているそうだ。
多いのは画面(ガラス)の破損だそうだが、アップルやソフトバンクでは新品への交換になってしまい、時間と金がかかる上にデータも移し替えが必要となる。
それに対してこの会社に持ってくればガラスの破損なら15分程度かつ1万円程度で直してもらえると言うこと大変な人気らしい。昨年12月開始以来10ヶ月しか経っていないのに既に2500件の修理を行ったという。月250件だ。
いかにiPhoneを壊す人が多く、かつ交換ではない修理を望む人が多いかという証だ。
アップルやソフトバンクにすれば、いちいち預かって修理をしていると面倒くさい、あるいは修理できる専門家がいない。それなら、丸ごと取り替えてしまえと言うことになるのであろう。
携帯電話をひとときも離せない、画面が壊れた、水没したといった人にとっては、その場で直してくれるエコタクドットコムのサービスは他に代え難いサービスなのであろう。実際、毎日のように店頭に人がやってきて、多い日には20人を数えるという。

こうした人のいやがることを引き受ける企業というのは大変重宝で、他に排水溝の詰まりや洗面所の排水溝に指輪を落としたなどを解決してくれる企業、カギをなくして入れなくなったときにカギを開けてくれる企業などが同じ範疇に入ると思います。

店は横浜市の中心部関内駅そばにあるとのことであるが、通信販売でも修理を受け付けているようだ。
参考までに同社のホームページは下記の通り(別のブランドで展開しているようです)
http://www.iphone-factory.jp/

おまけ:
ホームページをよく見たら、既存のSIMカードをiPhoneやiPad用のMicroSIMカードにカットできる、SIMカードカッターを売っていた。個人的にはこう言うのに興味をそそられます。使う予定はないのだが、買いたい。
http://shop.iphone-factory.jp/?pid=22209289
本題には何も関係ありません

関連記事

  1. 柔らかなリーダーシップ(続き)
  2. おひとりさま
  3. 古き良きハワイ
  4. ポケットのノート
  5. マネーボール
  6. 無料リムジンバス
  7. 郵便局とランドセル
  8. キョロキョロする好奇心

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

RSS 内田和成のビジネスマインド

  • BCGのコンセプト紹介の本を書きました 2016年11月3日
    今年2016年は、BCGが東京に世界で2番目のオフィスを1966年に開設してから...
  • 事業アイデアの発想法 2016年10月28日
    今日はビジネススクールの内田ゼミにBCG時代の同僚で現在事業開発のコンサルタント...
  • 学部7期生 2016年7月8日
    今日の合同ゼミには学部7期の卒業生の中澤君と薬丸さんも顔を出してくれました。明日...
  • ゼミ合宿 2016年7月8日
    今日は内田ゼミのMBA生と学部生の合同ゼミ初日です。例年土日の一泊二日でやるので...
  • 模擬授業のお知らせ 2016年7月6日
    来る7月24日(日)の午後、早稲田大学ビジネススクールでは2017年度の入試説明...
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。