先週の金曜日は名古屋近辺の犬山で中部財界セミナーがあり、パネルディスカッションのモデレータとして出席してきた。年に一度中部財界の経営者たちが200名以上集まり、2日間に亘って経営を議論するセミナーで何十年と続いているらしい。
さて、このパネルのパネリストがリコージャパン会長の遠藤紘一さん、パソナグループトップの南部靖之さん、ソフィアバンク副代表で経済評論家の藤沢久美さんという豪華メンバー。藤沢さん以外はよく知った人なので、最初からシナリオなしで好き勝手しゃべってもらうというパネル。
私の経験から、あらかじめパネリストが用意してきた原稿やパワーポイントプレゼンするパネルは面白くない。そこで、いきなり本題に入って議論するスタイルが内田流。私は前者を予定調和のパネルディスカッションと呼び、後者をノーガードの打ち合いパネルと呼んでいる。
このパネルの第一の特徴は、予定してきた原稿をしゃべるわけではないので、本音が出る。さらに、パネリスト自身が好きに議論できるので、楽しい。結果として聞いているオーディエンスも楽しくなるというもの。もちろん、司会をうまくやらないといけないが、今回のメンバーは誰もが遠慮するタイプではないので、どんどん本音が出て面白いパネルになった(といっても私の感想ですが)。
南部さんとはニューヨークから東京へ帰る飛行機で知り合ってから20年以上になる長いつきあい。歯医者も紹介してもらった。
遠藤さんとは数年前にパネルを一緒にやらしてもらった仲。藤沢さんとは初対面だったが、ソフィアバンクの代表である田坂広志は中学からの友達で、初めて会った気がせずに、きわめてフレンドリーに議論が出来た。
今回のパネリストは主催者が選んだ方々で私の人選ではないのに、こんな知り合いばかり。こう考えると世間は狭い。
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