今月の私の履歴書は建築家の安藤忠雄氏だ。大学を出ないで名建築家になり、東大の教授にまでなった人だ。話がとても面白い。
さて、今日3月28日は表参道の同潤会アパートを表参道ヒルズとして生まれ変わらせたときの話だが、その中に地元の地権者との交渉で苦労した話が出てくる。そこに書かれていた言葉が印象的だ。
「建築をつくる行為は、人を育てることに似ている。人間と同じように、敷地にも性格がある。一つとして同じ条件は無い。既存の建物や、街並の風景など、その敷地の個性を的確に読み取りながら計画を進めなければならない。」
「教育も本来、子どもたちの性格に合った形で能力を伸ばすべきだ。」
なるほどなと思うと同時に、果たして私は教育者として、そこまで考えた教育が出来ているだろうかと、大いに反省した。
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