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OECD東北スクール

今週は福島県いわき市で開催されたOECD東北スクールを手伝いに行ってきました。
これはOECDが中心になって、被災地東北の復興支援を中高生を対象とした教育プログラムを通じて行うという試みです。実行力抜群の田熊さん(在パリ)が、いろいろな人や組織を巻き込んでやっているユニークなプログラムです。
http://resemom.jp/article/2012/03/15/6834.html
http://www.oecdtokyo2.org/pdf/theme_pdf/education/20120326_iwaki_program.pdf

今回は2014年にパリでイベントを開催することで、東北の復興支援を訴えるという企画案を各チームで作るという内容でした。
初日の26日は池上彰さんが担当したそうで、私は4日目(29日)の事業計画作成の講義とプレゼンテーション資料作成のアドバイスを行いました。

Oecdtohoku002
外は寒いのに、室内は生徒達の熱気で暑くて、暑くて・・・
Oecdtohoku001
企業経営の話をお母さんに誕生日プレゼントする話に置き換えて説明しましたが、どこまで通じたか・・・

Oecdtohoku004
こんな元気なチームが10チーム以上集まってました。

今日30日は、参加者80名が13チームに分かれてのプレゼンテーションで、私もフィードバックをする役割をしました。

Oecdtohoku005
ソリダリテ(団結)というチーム名でパリでのイベントを説明するチーム
OECD本部の庭に桜の植樹というユニークなプランを発表していました。

Oecdtohoku003
大人顔負けの具体的なプランを発表しているチームもありました。

たった一日でこんなに進化(成長)するんだと驚くチームが続出で、彼ら若者の持つ無限の可能性に、感激しました。

参加者の中には、相変わらず避難所での生活を続け学生や家族が犠牲になった人もいたそうですが、そんなことを感じさせない力強いパワーに溢れた子供たちばかりで、私も勇気と希望をたくさんもらって東京へ帰りました。


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コメント

  1. 内田先生
    私の郷土、福島県いわき市での支援ありがとうございました。学生さんたちにとって、とても大切な体験になったと思います。
    復興は、まだまだ遠い道程ですが、彼ら・彼女らこそが、福島の希望だと個人的には思っています。
    本当にありがとうございました。私も微力ながら頑張ります。

    • 兼平昌利
    • 2012年 4月 24日

    ヤマト運輸の社員です。
    先生にぜひ見て頂きたいのです。
    岩手県の絆プロジェクト三陸のホームページの記事です。
    被災者が被災地復興支援をしてる現状で、このままでは、プロジェクトが終わってしまうかもしれないそうです。
    自分が伝える事ではないと思いますが、一歩踏み出したいのです。突然のメールで失礼ですが、ぜひ見て下さい。お願いします…。

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