今日の日経のコラム「経営の視点」に自動車は道具か文化かと題して面白い視点が紹介されていた。
かつて筆者がBMWの幹部にこう尋ねたそうだ。
「日本メーカーがF1から撤退するにあたって、これからはスピードや馬力を競うのではなく、環境性能を競う時代ではないか?欧州メーカーはなぜレースを続けるのか?」
彼の答は「我々はスコップではなくバイオリンを作っている。バイオリンはコンサートで演奏するためにある。コンサートをやらないのなら、君たちが作っているのはスコップだね。」
私もここに日本やアジア、あるいはアメリカでさえ越えられないヨーロッパ文化の高い壁があると思う。
でも逆に言えば、そこを越えた時に、日本が新しい境地すなわち日本のブランドを確立できるのではないかと考える。日本が目指すべき方向を示唆しているような気がする。
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