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細身の優れもの

細身といっても、身体のことではなくペンのことです。
私は常日頃、単行本でも新聞でも雑誌でもすぐメモを取ります。特に電車の中が私の書斎みたいなものですから、スーツの内ポケットから取り出して、簡単にいろいろな色でメモが取れるペンを必要としています。
現在一番愛用しているのがドイツのステッドラー(STAEDTLER)の4色ペンです。オリジナルは黒ボールペン、0.5mmのシャープペン、オレンジの蛍光ペン、そして電子手帳用のペン(スタイラスといいます、先っぽの白いプラスチックのペンです)でしたが、電子手帳用のペンは不要なので、その分を赤ボールペンに替えて使用しています。
何が良いかといって、とにかく細いのです。それにも拘わらず4本分のペンの機能をきちんと果たす優れものです。どれくらい細いかを分かって頂きたいために通常使っている単色の黒ボールペンや鉛筆と一緒に写真を撮りましたが、分かって頂けるでしょうか?中央で銀色に光っているペンです。

Staedtler_2
 

これは自動車のBMWのディーラーから記念品としてもらったもので、残念ながら現在同じものは市販されていないようです。少し太めのようですが、同様の機能のものは下記のステッドラー社のホームページで見ることが出来ます。
http://www.staedtler.co.jp/products/01_writing/09-multiwriting/index.html

どんな風に使うかというと、気に入った文章で後で参考にしたい文章、あるいは使うかどうか分からないが心に残った文章(といってもせいぜい1-2行の短い文章です)を、後で見返したときに分かるように赤ボールペンかオレンジの蛍光ペンで印をつけておきます。
茂木健一郎さんの新書「「脳」整理法」を読んだときにメモしたページの写真を載せておきます。

Memoonbook_3

ただし、これをパソコンに打ち込んだり、コピーを取ったりすると言うような面倒なことはしません。決して長続きしないからです。それでは忘れてしまって、後から思い出せないのではと心配するかも知れませんが、人間、正確には覚えていなくても誰の本あるいはどのタイトルの本かくらいは覚えているものです。そこで、その本をぱらぱらとめくると印をつけたページが見つかり、必要な文章を探すことが出来るのです。
また、シャープペンや黒ボールペンは思いついたことを本のカバーの内表紙や新聞の周辺部の隙間にメモを取るときに使います。もちろん余裕があるときはメモ帳やノートを取り出すのですが、満員電車ではそうした余裕もないために、読んでいる本や新聞にメモを取るのです。

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コメント

    • 能勢哲司
    • 2007年 2月 15日

    ご無沙汰しております。
    「経営学特論」受講生の能勢哲司です。
    僕も自称ガジェットおたくなのです。<笑>
    ご紹介されていた、ステッドラー社の4色ボールペン、ものすごく
    欲しくなりました!
    今日買いに行きます。<笑>
    僕が今、愛用しているのは
    LAMYの3色ボールペン+シャーペンです。
    http://www.caina.jp/commodity_detail/17402228/
    これからも是非是非オススメの
    ガジェットをたくさんご紹介頂けると嬉しいです!楽しみにしております♪

    • 内田和成
    • 2007年 2月 16日

    能勢さんへ
    メッセージありがとう。
    これからおいおい、私のお気に入りを紹介していきたいと思います。
    また、LAMYのボールペン、早速チェックしてみます。

    • 内田和成
    • 2007年 2月 17日

    知り合いの大企業の役員の方からこんなメールを頂きました。了解を得て、転載します。
    ブログは楽しく拝見しております。
    最新号の「細身の優れ物」と「筋の良し悪し(3)」は、楽しく読ませて頂きました。
    「細身の優れ物」の中で仰っている、「気に入った文章で後で参考にしたい文章に印をつける」作業は私もやっております。
    ただ内田さんと違うのは、そのあとパソコンに入力し「記録」します。
    内田さんのように、おぼろげでも覚えておれる方は良いのですが、50歳過ぎてから滅法物覚えが悪くなり、若いときは必要なかったメモが必需品になり、そのメモさえ忘れてしまうことが多くなりました。ということで、気に入ったフレーズは必ずパソコン入力しておきます。
    あとで探すのが楽になるだけでなく、再利用する時は、圧倒的に助かります(再入力する必要が無い)。貯めたフレーズは、会社での訓示や講演等に役立てています。

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