先日も伝えたように20の引き出しはバーチャルであるから、実際に存在するわけでもないし、見出しが張ってあるわけでもない。あくまでもバーチャルである、ということは常に変化すると言うことでもあり、その時々の私の興味のあり方で、引き出しのタイトルすなわちネタのくくり方が変わってくる。
ここでは、最近の例を紹介しておく。くどいようであるが、実際には存在しないバーチャルな見出しを無理矢理こんなものかなと切り出したものである。(脳内知の形式知化とでも呼ぶべきか)
20の引き出し
最近の見出し(大テーマ)
参考までに上の表をパワーポイントにしたものが下のファイルです。
さらにそれぞれの引き出しの中にどんなフォルダ(ネタ)が入っているかは次のような感じである。
例えば電子マネーという引き出しの中には、「スイカのタッチアンドゴーの裏話」、「券売機より精算機」、「宅急便と1万円」、「マイレージは悪魔の囁き」、「フェリカの漁夫の利」などのフォルダーが入っており、顧客との話の中で披露しながら、より深い議論へ入っていく。
大見出しに相当する「引き出し」の方は相当意識して、このテーマについて情報収集しようとか、こういう引き出しを作ろうと意識するが、フォルダの方はまずネタありき、すなわちおもしろい話を先にマークしてそれからこれは何に使えるか、すなわちどの引き出しにはいるかを考える。時にはどの引き出しにも入りそうもないネタもあれば、「オフトの牛」のように複数の引き出しに入るネタもある。
お詫び:昨日の嶋口先生に対するコメントで私淑としたのは間違いでした。私淑とは直接教えを受けたことのない人に使う言葉で、直接教えを受けた人には親炙(しんしゃ)という言葉を使うそうです(広辞苑より)。教えていただいた、大聖さん、ありがとうございました。いや、日本語を知らないことがばれてしまいました。
この記事へのトラックバックはありません。
興味深いです。20年以上とのことですが、見出し数は昔からずっと20個ぐらいですか?
どういうときに新しい引出しが作られるのでしょうか(あるいは古いものが置き換えられるのでしょうか)?
また、変わらない引出しは昔からずっと同じ見出しで残っているのでしょうか?
Jさん
ご質問の件、まず引き出しの数はずっと20のままですが、中身は変わっています。その当たりの話は、近いうちに20の引き出しの貯め方としてまとめてお話ししたいと思っています。