先週のリーダーはJR東日本の見並常務だった。現在は、鉄道事業本部の副本部長で営業担当という要職にあるが、元々はJALで営業や旅行代理店業を担当していたという一風変わった経歴の持ち主である。
JRに移ってからは、元々の特技を生かして旅行業の推進などを担当していたが、その後はビューカードなどのクレジットカード事業などを推進してきた。一時、ITないしはSuica事業なども担当していたと記憶している。
見並氏はJRというどちらという堅いイメージの企業では、かなり標準偏差の外に位置している方であろう。とにかく物言いがストレートで、歯に衣着せぬ言い方をする。財閥系企業やJRのような由緒のある企業ではユニークなタイプのリーダである。
しかし、今回早稲田にきてもらって、旅行需要の拡大策について彼がやってきたことや今後JRが目指していることが聞きながら、結構戦略的かつ地道にやっているなと改めて彼を見直した。
ということで、一見豪放磊落に見えながらも、実は結構戦略的にものを考え、かつ人を動かすコツをよく知っている繊細な一面もある見並さんだからこそ、JRの役員が務まるのだなと改めて感じた。
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