昨日、法事の会食で葉山にあるレストラン「ラ・マーレ・ド・茶屋」を訪れた。
メニューにノン・アルコールのカクテルがいろいろあるとのことで、どうしてなのかを聞いたら、おもしろいことを教えてくれた。
お酒に対する消費者の問題意識の高まりから、お店でアルコールが売れなくなったそうである。これはこれで、そうだよねという話なのだが、その売上減をカバーするために商品開発を行った結果だというのに感心した。
行かれたことがある方は、知っていると思うが、日影茶屋のある葉山町のあたりは、海に面した素晴らしいロケーションであるが、近くに鉄道の駅がない。車を使わずに行くとなると、最寄りの逗子駅からバスかタクシーを使わないといけないためにとても面倒くさい。
そこでこれまで通り車で来る人が多いそうであるが、そのためお酒が売れないということらしい。
そこで、お店もお水やジュースしか売れないのでは稼ぎが少ない(これは私の仮説)ということで、需要創造を図るためにノンアルコールの飲み物で、かつ単価の取れるものということでカクテルをいろいろ開発しているとのことだ。
写真の飲み物はその内の一つである。
言われなければ、アルコールが入っているかどうかは全く分からない
お酒のみの人には当たり前かも知れないが、私のようにお酒をほとんど飲まない人間にとっては新鮮な話だった。
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ロケーションとアルコールといえば、
いまから、10年程前全国にたくさんの
地ビール園ができ、ブームになりましたね。
最近私は、ビールではなく、経済的な?
第三のお酒(ビールテイスト)を美味しく飲んでます。
消費者にとっては、ありがたいのですが・・・
ビール会社にとっては、商品のカニバリーゼーションになっており、ビールは富裕層向けの商品となっていくのでしょうか?
10年程前までは、我が家に酒屋さんが、キリンの瓶ビールをもってきていて、いつも冷蔵庫にビールが冷えていたのを思い出します。
「あ~、贅沢していたんだなぁ~」としみじみ思いました。
明日は、ちょっと贅沢をして発泡酒を飲もうかと思ってます。
こんにちは。
またコメントさせていただきます。
今回の記事は、大変参考になりました。
というのは、「法事の会食をレストランで」というのが驚きだったのと、法事の時にノンアルコールだとしてもチャラチャラしたカクテルを飲まれているという驚きでした。
いつもうちのお店では、「今月の冷酒・ワイン・焼酎リスト」というものをお客様のお席に置いているのですが、法事のお客様の場合はそのようなリストは置いていませんでした。ご法事の時にそんな優雅にワインだの冷酒だの飲むことはご法度だという既成概念があったからです。
よくよく考えてみると、故人のために生かされている者がこれからの未来に向かって生きていこうという意思確認の場であるご法事に、好きなものを飲めばいいじゃないか!ということなのかな?と思いました。
これからは、ご法事もビジネスチャンスです。
Keyさんへ
確かに消費の二極化(贅沢と低価格)は進んでいるような気がします。
自動車しかり、食品しかり、衣類しかりです。
ビジネスウーマンと話していると、ユニクロを愛用している人が結構多いので、驚きます。ただし、インナーや自宅用が多いようですが。
ビールもプレミアムビール、ビール、発泡酒、第3のビールと4種類は多すぎますよね。2つくらいに集約されると思いますが・・・。
kumikoさんへ
法事だから、派手にやったり、ちゃらちゃらしたりしてはいけないというのは心のどこかにないわけではありませんが、故人が喜ぶ(だろう)ことをするのであればいいのかなと思います。特に身内でやっていることもありますが。
私の母の田舎では、昔のことですが、親戚の葬式がまるで宴会のようなどんちゃん騒ぎだったのを思い出しました。
一方で、お寺でやったり、和食のレストランで精進料理にビールと日本酒というのも、あまりにステレオタイプな気もします。その辺は、伝統をどれくらい重んじるのかと、会食のメンバーがどう感じるのかにもよるのでしょうね。
もしかしたら、地域差というのもあるのかも知れませんが、そのあたりは皆さんどうなのでしょうか?知っていたら教えてください。