今週のカンブリア宮殿のゲストはキッザニア社長の住谷氏だった。キッザニアは知っている人も多いと思うが、東京の豊洲にある児童向けの職業体験のできるテーマパークだ。開園以来、既に2年程度立つが未だに行列が出来るというか、予約がなかなか取れないらしい。テレビでは年間来場者数が90万人を超えると言っていたが、とてつもなく多い人数だ。知り合いの子もまだ幼稚園前だが、とても気に入って何度も言っていると言っていたので、リピーターが多いというのは本当だろう。
さて、本題である。テレビの中で村上龍氏がおもしろいことを言っていた。子供に限らず、人間というものは教育や学習と思って学んだことは脳の浅い部分にしか入らないのでなかなか覚えられない。それに対して、遊びを通じて学んだことは脳の深いところに入っていくので良く記憶に残るし、学習できるという。
直感的によくわかる。私の場合は好きなクルマのことだと、車種をすぐ覚えることが出来るのだが、あまり興味がない植物のことや鳥などはいくら聞いても見てもほとんど覚えることが出来ない。仕事でも一緒だと思う。好きならいくらでも覚えられるが、興味がない分野だと、相当努力しないと覚えることが出来ない。
ということは逆説的に言えば、仕事も遊びだと思えるようになればいくらでも深く学習できると言うことだ。私の場合はコンサルタントがそれに当たる。教員の方はまだ仕事感覚なので、まだまだintentionalな努力が必要だ。
ちなみに私は興味があるものは何でも体験したがるのだが、これはさすがに難しい。自分の子供を連れて行こうと思っても、既に全員成人しているのでこれも無理だ。
残念!
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久し振りにコメントさせていただきます。
キッザニアが、
アメリカではなくメキシコ発祥という点が興味深いです。
また、現在キッザニアが展開しているのは、メキシコ、日本、インドネシア、韓国、ポルトガルの5カ国で、ポルトガル以外はモンゴロイド系の地域。。。。
また、ポルトガルも人種的にはメキシコと関係深く、しかも日本との関係も深い・・・
奇妙な符号を感じるのは私だけでしょうか?
P.S.先生さえよろしければ、うちの娘(5歳)を
お貸しいたしますが・・・
名無しさんへ
キッザニアは、メキシコ以外ではアジアが多いのですか?知らなかったけれど、何か関係があるのでしょうね。
日本でも昔は電車ごっこやおままごとなど、お店や生活のまねごとをして遊びましたが、最近の子供はやらないのでしょうね。そうしたことがキッザニアのブームと関係があるのかも知れません。