昨日の日経新聞を見ていたら、ユニークなタイトルのコラムに興味を惹かれた。メインタイトルが「エリザベス」でその副題「リスク感覚 リーダーの条件」とある。リーダーシップは私の関心領域なので、早速読んでみた。
エリザベス女王(16世紀のイギリス)のリーダーシップが本題なのだが、それを映画「エリザベス」から持ってくるところが新鮮というかユニークな気がした。エリザベス女王(最初は王女)の持つリスク感覚を誉めている内容だが、何よりびっくりしたのがこのコラムを書いているのが先日紹介した「散るぞ悲しき」を教えてくれた中島茂弁護士だったからだ。それからコラムのタイトルを見てみると、なんと「リーガル映画館」。うーんユニーク。おまけにこのコラムが日経新聞16面の法務のページに載っていたので、またびっくり。趣味のページかと思ったのに・・・。
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「リーガル映画館」のコラムで切り抜いて保管しているものがあります。
2008年12月29日のコラムで、映画「きっと忘れない(原作名 WITH HONORS)」-誤りを正せる米国の「魂」
名門大学のエリートとホームレスのサイモン(Joe Pesci)とのふれあいを描いた映画で青春ものと言ってしまえばそれまでなのですが、中島氏はコラムの中で「今、経済危機に見舞われている米国は建国以来変革を続けてきた国だ。この映画は、その価値観の真髄を描く」と評していました。
映画の中で、大学の教授が合衆国憲法の真髄について生徒に問いかける場面があるが、歯切れの悪い回答が続く。講義をのぞきにきていたサイモンが教授から退出を命ぜられ、去り際にこう答える。
「合衆国憲法のすごいところは修正できることだ。善良な農民だった建国の父母たちが偉大だったのは、自分たちが万能ではないことを知っていたことだ。だから間違いを改める方法を憲法に残した。市民のための政府なら、人々の意思に従って変わらなければならない」と。
中島氏は、「誤りを正すことの大切さ。それこそ、この映画に込められた米国の『魂』にほかならない」とし、また「民主主義は単純に多数決だと思われやすいが、そうではない。多数派が誤りだった場合、それを訂正できる少数派の意見を保証する体制、それが民主主義なのだと」とも述べています。
企業経営の世界も同じだと痛感した覚えがあります。世界が複雑化していく中、素直で多様な価値観を受け入れるマインドが求められているのかもしれません。
ここ数年の米国経済の繁栄プロセスは正しくなかったのかもしれませんが、この映画のような精神が根付いている限り、米国は強い国であり続けるだろうと感じました。
ひるがえって、日本は大丈夫なのかしら?
サイモン役を演じたJoe Pesciはもちろん、様々なことを教えてくれた素晴らしい映画でした。
投稿の趣旨とは異なってしまいましたが「リーガル映画館」つながりということで。
また長文失礼しました。
foxtrotさんへ
素敵な話をありがとうございます。
アメリカ人は正義とかfairnessという言葉が大好きですよね。
ハンドルネームはダンスから来ているのですか?