先週の大隈塾「リーダーシップ論」には昨年度に引き続き、品川女子学院校長の漆紫穂子さんが来てくれました。
受講生も漆さんの企業経営者と変わらぬ、あるいはそれ以上の経営者ぶりに驚いたり、感心したりしていました。
企業改革にたとえれば、「自分は設備投資などのハードウエアに手を付けたわけでもなく、あるいは従業員のリストラや入れ替えをやったわけではなく、同じ器、同じ教師でこの改革を成し遂げたことを誇りに思っている」と語っていました。
前回書いたことの繰り返しになりますが、企業変革は組織の構成員のやる気のスイッチを如何に入れるかにかかっているという彼女の言葉は、組織変革のカギであると同時に、大隈塾で学ぶミドルクラスの人間にとってのリーダーシップの秘訣でもあります。
今回の新たな学びというか気づきは、人間にはプロセス型と結果型があるという話でした。彼女によると、結果型というのはまずゴールやビジョンから考える人間で、人に語るときも結論やゴールから入るそうである。もちろん漆さんはこのタイプだ。
それに対してプロセス型というのは、何かをやるときにまずどうやってやるかを考える人間で、この違いを理解してコミュニケーションしたり、マネジすることが大事だという話は、目から鱗でした。どうもありがとうございます。
漆さんは校長日記というブログを付けており、その中でも今回の訪問のことがちらっと触れられていました。ご紹介しておきます。
http://diary.shinagawajoshigakuin.jp/fromPrincipal/?m=200905
また、前回の講演内容に興味がある方は下記のブログを参考にしてください。
http://uchidak.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-63a4.html
これを見ると、今年から講義の教室がいかに良くなったかがよくわかると思います。
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