ビジネススクールのゼミに卒業生に来てもらって、一席ぶってもらう試みを始めた。すでに2回目まで終わっているが、これがゼミ生に好評だ。
1回目は昨年3月に卒業した1期生の岡井さんだった。岡井さんはリクルートエージェント言う人材紹介会社の本社で企画やマネジメントやっていた人だが、今年から営業の方に出て、大きな支社の支社長をやっている。
岡井さんはビジネススクールで何を学んだか、あるいはそれが卒業後、どんな風に役立っているかなどを話してくれた。ビジネススクールの学生にとっては、仕事との両立のさせ方などの今日からでも役に立つ話や将来へ向けての心構えなどを学んだようである。
私自身も岡井さんの話の中で、一カ所スパークしたところがあった。それは、ビジネスにも自然界や美術界と同じように黄金比があるのではという問題提起でした。
岡井さんによれば、お酒の安売りのカクヤスにはあるお店の配達範囲が半径1.2kmで収まるようになっているそうで、これより広いと効率が悪すぎて、狭いと売上が立たないと言うことだそうです。リクルートのあるビジネスにも駅から○m以内でないと媒体に載せてもペイしないといった経験則があるそうですが、これは企業秘密なようです。
私自身の問題意識はこうした、ビジネス上の成功の秘訣、あるいは黄金律と呼ばれるようなものを集めてみると、もしかしたらそこには黄金比に相当する共通の法則があるのかもしれないと思ったことである。
でも、これくらいのことはすでに誰かが考えて発表しているかもしれないな。
黄金比については知っている人も多いと思いますが、長方形が一番美しく見える比率とか、モナリザの絵画にもそれが現れているとか言われています。あるいは巻き貝やひまわりの花などの自然界にも多く存在することで知られています。
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初めてコメントさせていただきます。
僕は現在、大学のゼミのなかで老人ホームなどについて調べています。
老人ホームの形態や、行政から老人ホームへの監督・指導は多岐に渡っています。
しかし、行政の側の責任の所在ということでみた場合、一定の法則を用いてうやむやにしようとしているのではないか、と思えるものが見えてきました。
民間企業でもこの様な責任逃れのための法則みたいなものはあるのでしょうか。
乱文・長文で申し訳ありません。
kimiさんへ
コメントありがとうございます。民間企業でも出来ない言い訳、やらない言い訳、やらせない言い訳は蔓延していると思います。
こうした現象をおもしろおかしく書いてあるのが私の同僚の山田英夫教授が書いた「ビジネス版悪魔の辞典」です。確か日経文庫から出ていると思いますが、興味があったら是非読んでください。