私は電気製品や機械などの新しい物好きで、何でも人より早く使ってみないと気が済まない質である。
20代の頃、初代ウォークマンも買いました。QV-10と言うカシオが出した事実上の初めての市販デジカメも持っていま
す。その他にも世界初のノートブックPCである東芝ダイナブックも買いました。2.7kgもあったのですが、当時としては軽いなと思って国内出張に持ち歩
いては、インタビューメモ取り、クライアントさんに変な目で見られていました。iPhoneも日本での発売初日に買いました。普及理論で言うところの典型的なイノベータです。
金があるからだろうと言われそうですが、金のない時代からそうでした。他にもハンドヘルドコンピュータとかPalmPilotとかほとんど初代モ
デルを買っています。古くは音声多重のビデオ(カメラではありません。ビデオデッキ)を228,000円も出して購入したことがあります。その時はビジネススクールに自費で行っていて収入ゼロの時代でした。
そういえば、ユーノスロードスターも日本では誰よりも早く買った方だと思います(何しろ初期ロットを手に入れていますから)。
さて、今日の話題はiPadです。最近の論調を見るとiPadがKindleの強敵になるのではないかという話ですが、私は必ずしもそう思っていません。
それは実際にKindleを使ってみての感想です。電子ブックとしては良くできています。まず、何より薄くて軽い。300g弱で私の論点思考の単行本(約370g)よりよほど軽いです。厚さも三分の一ほどです。カバンに入れてもかさばりません。海外出張や数日の旅行に行くときにも荷物がぐっと減ります。
また、電子ペーパーのためディスプレイと違って目が疲れません。私は目が丈夫な方ではないので、ディスプレイを長時間見ていると目がちかちかしてきて疲れますが、そうしたことがあまりありません。
iPadも薄さではそんなに悪くありません。Kindleよりやや厚いだけです。問題は重さとディスプレイです。重さが約700gあります。これはハードカバーの単行本(たとえば論点思考)2冊分に相当しますので、電車の中でもって読むのには辛い重さです。リビングで腿に載せたり書斎で机において読むのには問題ないでしょう。もう一つはディスプレイです。これは好みでしょうが、長時間読むのは辛いかなと思います。目に対する優しさでは電子ペーパーに一日の長があります。しかし、気にしない人も多いでしょう。
と言うことで、両者に一長一短があり、使い分けられるのではないかというのが私の見解です。個人的には私のような年配者にはkidleの方が読みやすく、持ち運びにも楽かなと思います。アメリカでもKidleの読者に40代・50代が多いと聞きますから相関があるのかも知れません。
しかし、実際にはどちらかがどちらかを駆逐すると言うことにはならいでしょう。
しかし、私が注目しているのはこのことではなく、Kindleのビジネスモデルです。少し長くなりましたので、この続きはまた明日。
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