昨日紹介したダイヤモンド社のPR誌「Kei」に連載されている「コトバの戦略的思考」がおもしろい。梶井厚志さんという経済学者が書いているのだが、この4月号で連載35回だから、3年くらいは続いているのだろう。
この号に書いてある話は「直木はまず伐られる」と言う題で、まっすぐな木は役に立つからすぐ伐られてしまうが、曲がった木は使えないので大きく育つという話だ。
そこから、才能ある人がそれをひけらかすと、みんなに重宝がられて、結局人に使われて身を滅ぼすという話だ。
これだけなら、故事の解説に過ぎないが、これを経済学的に見るとどうなるのかという話にまで持って行っている点がおもしろい。兎をえさにしているライオンがいる場合に、兎の数とライオンの数がどこが均衡点になるのかならないのかと言った解説を加えている。
既に単行本も出ているようだ。そちらは読んではいない。昨日のKeiの表紙を飾っている。
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●仮説思考は、論点思考を読まないと理解ができないのかもしれない?
正直、そう思いました。論点思考は、呼んでみると、けっこう面白くて理解が深まる書籍として私は友達にも勧めています。
何が正しい問題なのかをはっきりとする必要がある。これは、何をするにしても、一番重要なことです。
それを、理解することができた本であったと思います。
ichiさんへ
論点思考を気に入っていただいたようでありがとうございます。
私自身は、上から課題を与えられて、それを解くことが多い時代は仮説思考で経験を積むのがいいかと思っていますが、BCGの中にも最初から論点思考で行くべきと言うコンサルタントも多いです。