前回の大隈塾のゲストスピーカーは、BCG日本代表の御立尚資さん。毎年来てもらっているが、年々話が洗練されてきている。
今年も歴史から学ぶ話だったが、初めて聞くわけではないのに印象に残ったのが徳富蘇峰の天保の老人の話。明治半ばになっても江戸時代(1830年代)生まれの人たち(固有名詞としては木戸孝允、井上馨、山縣有朋、高杉晋作、伊藤博文などの錚々たるメンツのこと)が政財界を牛耳っていたのでそれでは国は良くならない。早く引退して、若い人たちに国を任せるべきだ徳富蘇峰が主張したという話だ。
彼らは明治維新という局面では、大きな役割を果たしたが明治も半ばになれば古い考えに囚われている老害だったのかも知れない。
この話を聞いて私も昭和の老人にならないように気をつけないといけないと反省した。
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