ブログ

天保の老人

前回の大隈塾のゲストスピーカーは、BCG日本代表の御立尚資さん。毎年来てもらっているが、年々話が洗練されてきている。

Ookumamitachi002

今年も歴史から学ぶ話だったが、初めて聞くわけではないのに印象に残ったのが徳富蘇峰の天保の老人の話。明治半ばになっても江戸時代(1830年代)生まれの人たち(固有名詞としては木戸孝允井上馨、山縣有朋、高杉晋作、伊藤博文などの錚々たるメンツのこと)が政財界を牛耳っていたのでそれでは国は良くならない。早く引退して、若い人たちに国を任せるべきだ徳富蘇峰が主張したという話だ。

Ookumamitachi001

彼らは明治維新という局面では、大きな役割を果たしたが明治も半ばになれば古い考えに囚われている老害だったのかも知れない。

この話を聞いて私も昭和の老人にならないように気をつけないといけないと反省した。

関連記事

  1. スイスより戻る
  2. 大隈塾終了式
  3. 早稲田ビジネススクールの入試説明会
  4. 内田ゼミOBOG会2015
  5. 優れたリーダーは感情へ働きかける
  6. MBA入門
  7. 日本ジェノス 上野善久
  8. 先輩現る

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

RSS 内田和成のビジネスマインド

  • BCGのコンセプト紹介の本を書きました 2016年11月3日
    今年2016年は、BCGが東京に世界で2番目のオフィスを1966年に開設してから...
  • 事業アイデアの発想法 2016年10月28日
    今日はビジネススクールの内田ゼミにBCG時代の同僚で現在事業開発のコンサルタント...
  • 学部7期生 2016年7月8日
    今日の合同ゼミには学部7期の卒業生の中澤君と薬丸さんも顔を出してくれました。明日...
  • ゼミ合宿 2016年7月8日
    今日は内田ゼミのMBA生と学部生の合同ゼミ初日です。例年土日の一泊二日でやるので...
  • 模擬授業のお知らせ 2016年7月6日
    来る7月24日(日)の午後、早稲田大学ビジネススクールでは2017年度の入試説明...
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。