本日大学からの帰りにFM放送を聞いていたら、とても魅力的な人物がゲストとして話をしていた。国立天文台の渡部潤一教授だ。
リスナーからの質問に答える形の話だが、たとえば「宇宙人はいるか?」という素朴な質問に「いる」と断言していた。エッ、科学者がこんなことを言っていいのかと思ったら、学者の間では地球人より高度な知的生命体がいるのは常識に近いコンセンサスと聞いて二度びっくり。さらにその理由は・・・と説明してくれて、妙に納得した。
また、それに続いて、そんなに地球より高度な生命体がいるのであれば、こちらから向こうへ行くのは無理でも、向こうから地球に来ることがあるのではないかという質問に、そんなにリスクを冒してまで地球に来る価値があるとも思えないから来ないだろう。真面目なのか茶化しているのかよく分からないが妙に納得してしまった。
また「天文台ではUFOの研究はしているか?」と言うこれまた素人質問にもまじめに答えていた。しかし、その答えがふるっている。まじめに空を見ている人でUFOを見たことがある人はいない。なぜならばUFOとは未確認飛行物体の略であるが、科学者が見るものはほとんど説明がついてしまうそうだ。それに対してUFOを見たことがあるという人は、ほとんど普段空を見たことがない人で、たまに見ると勘違いしてUFOと思うのだそうだ。渡部さん本人もUFOは見たくてしょうがないのだが、見ることが出来ないとも言っていた。
話は上手だし、言ってることは科学的だし、そうかと言って夢がない訳じゃない、なんか会ってみたいなと思わせる人だった。
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内田先生、はじめまして。ラジオをお聞きいただき、光栄です。過分なお褒めをいただき、ありがとうございました。早稲田では11月13日に大隈講堂で講演をする予定です。もしお会いできれば、さらに光栄ですが。。
渡部さんへ
ご本人からコメントいただけるとは光栄です。早稲田にも来ていただけると言うことで、是非お会いしたいのですがあいにくその日は京都に行っております。別の機会に是非お会いできたらなと思っております。