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機内食と駅弁

先ほどニューヨークから帰ってきました。

帰りの飛行機はビジネスクラスが百数十席ありましたが平日にも拘わらずほぼ満席でした。往きは土曜日だったので満席なのは分かりましたが、帰りが平日であるにも関わらず混んでいたのでビジネス客の需要が強いことがよく分かりました。
というのも日本人は海外出張の飛行機に土日を当てる人が多いのです。そうすると平日をフルに仕事に使えるからです。たとえば日曜日に日本を発つとその日の内に現地に着き、月曜の朝一から仕事が出来る。あるいは現地で金曜まで仕事をして、翌土曜日に現地を経つと日本には日曜日に到着し、月曜の朝から出社できる。一方、外人は土日や家族と過ごしたい人が多く、平日の移動を好みます。
最近どの路線もまんべんなく混んでいるというこで日本企業の海外ビジネスが相当活況を呈していることが分かります。中国やインドのビジネス需要が旺盛かと思いましたが、どうも海外全般にビジネスが動いており、かつ企業の業績も良いのでビジネスクラスが混んでいるのでしょう。

こんなにお客さんがたくさんいても業績の上がらない日本航空は情けないと思うと同時に、空いていて儲からないのならしょうがないが、混んでいて儲からないとなると抜本的な改革が必要だなと改めて感じました。私の出身企業でもあるので、もっと頑張って欲しいと思った次第です。

ただし、最近の日本航空で良いのは、機内食の質が上がったことです。今回も食事は良かったです。
ただ、個人的な考えとしては機内食は無料で提供するのではなく、有料でかつ選択肢を増やした方が航空会社・顧客双方の理にかなうのではないかと思っています。自分の経験で言えば、高い金を払ってもうまい飯を食いたいと思うときと、うどんでスカイやおにぎりで十分と思うとき、あるいは全く何も食べたくないときがあります。要するに、乗る前に食事をしたかどうか、体調がどうか、時間帯がどうか、現地に着いた後のスケジュールがどうかなどで全く変わってくるからです。

ちなみにBCGの社員は東京駅から新幹線に乗るとき、15分前に駅に着くようにしている人が多いです。そうすると八重洲口にある大丸百貨店の地下(いわゆるデパ地下)で実に様々なお弁当や食品を買ってから新幹線に乗ることが出来るからです。逆に言えば、新幹線の改札口を過ぎてしまってから買える弁当の種類の少なさ、味のまずさ、価格などにみんなが大きな不満を持っているということの証といえます。
ちょっと横道にそれてしまいました。それでは今日はここまで。

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