今日から、マーケティング協会の仕事で韓国のソウルに来ている。
2年ぶりくらいであるが、相変わらず活気にあふれていて、そんなに不景気な感じはしない。外人がバブル崩壊後の日本に来て、渋谷や六本木を見て、どこが不景気なのかといぶかったのに似ていて、所詮表面しか見ていないせいかも知れない。
ところで以前は10ウォン=1円程度でわかりやすかったのに、円安とウォン高の両方が効いているせいか、7.4ウォン=1円程度になっていて、物価が高くなったと感じた。
たとえばホテルのインターネット接続は30分10000ウォンであるため、日本円に換算すると1350円という法外な値段になっている。1日にするとかなり安くなって20000ウォンすなわち2700円くらいだ。しかし、それでも滅法高い。
これは、ウォン高のせいというより、世界中どこに行っても似たようなぼったくり料金で、高級ホテルでもインターネットの接続料が無料なところはない。かつ一日あたり1000円ですめば安い方で、3000円程度取るところも多い。
要するにかつての国際電話料と同じで、顧客の足元を見ているのである。電話はかけなくていけないし、ほかに選択しかなければいくら高くても部屋から国際電話をかけることになる。やがて、国際電話のコーリングカードや携帯電話が普及すると、こうした国際電話料で稼ぐやり方はかなり少なくなった。
ホテルの客室のインターネット接続もかつての国際電話と同じで、今は過渡期なのであろう。ほかに選択肢かがないから使うが、やがて無線LANのスポットがそこかしこにできたり、国際ローミングが可能な携帯電話によるデータ接続が可能になれば、大幅に安くなるのであろう。
それまでの辛抱である。
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