2-3日前の深夜番組で未来創造堂というテレビ番組を見ていたら、どのようにして札幌味噌ラーメンが考案されたかをやっていた。
どこまで実話かは分からないが、とてもおもしろい話だった。
味噌ラーメンというのは札幌で生まれて全国に拡がったものらしい。
戦後の昭和20年代後半にラーメン店「味の三平」を札幌で経営していた大宮さんという人が、お客さんに単身赴任のサラリーマンが多かったので、栄養が偏ってはいけないと配慮から豚汁をメニューとして出していたらしい。
ある日お客さんが、豚汁を食べながら店主にこの中にラーメンを入れてくれと頼んだそうだ。そのリクエストに応えたことから、味噌に合うラーメンを作ろうとして、味噌の選択・麺の開発と進んでいったそうだ。
そして、その麺の開発を任されたのが今の西山製麺の西山さんだったらしい。
味噌汁から味噌ラーメンができたなんて愉快だな。
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テレビでも、ヒット商品の開発秘話としてこの手の話はよく聞きますね。
ただ、豚汁の提供自体が栄養バランスへの配慮というコンセプトに基づいている上に、ラーメンを入れることが多数のニーズを汲んだものではないので、このようなイノベーションは再現性に難がある気がします。少なくとも、自分が同じ立場だった時に同じことを試すことはないと思います…
有効な新機軸を打ち出すためには、時には、当りがないと思える所にまで手を伸ばしてみる事も必要なんでしょうか?
yackさんへ
コメントありがとうございます。私もこうした話は大好きですが、みんなが同じようにやれば成功するかというとそうではないと思います。yackさんが言うとおりです。
別の言い方をすれば同じようなことをやった人の中から、16分の一とか、32分の一とかの確率で成功者が出るのだと思っています。残りの人はアイデアが悪かったり、成功するまでの我慢が足りなかったりで芽が出ないことになると思います。
一方で、失敗を恐れてトライしない人はもちろん、決して新しいものを出すことはできないと思います。