ブログ

TMDとBoseのQuiet Comfort3

テレビを見ていたら、耐震構造の高層マンションなどに取り入れられている技術にTMD(Tuned Mass Damper)というものがあると話していた。簡単に言うと、地震による縦揺れを防ぐために縦揺れと同じ周期の振動が反対に働くようにおもりをセットしておくと、通常の十分の一程度の時間で揺れが収まるという仕組みだ。

これってどこかで聞いたことがあるなと思ったら、以前私のお気に入りとして紹介したBOSE(ボーズ社)のQuiet Comfort 3と言うヘッドフォンに装着されているノイズキャンセラーと全く同じ原理だった。こちらは外部の音を消すために、ちょうど逆位相の音を発生させて消音する仕組みだったと思う。

どちらが先に発明されたのか、あるいはもっと別のものがオリジナルの原理なのかは分からないが、全く違ったものを結びつけることが出来て、なんか得した気分になった。科学ってすごいな。

関連記事

  1. 招かれざる客
  2. ZOPA
  3. 引き出しの中身
  4. 札幌味噌ラーメンは豚汁から生まれた
  5. 未来へのパス
  6. 25%ルール
  7. 似て非なるもの
  8. 味のプロフェッショナル

コメント

  1. さすが、すごい気付きですね。
    組織において、このようなアナロジーを探求する仕組みづくりが出来ればいいのになと思います。
    我々も気をつけないと、自分たちの業界の中でしか物事を見れなくなってしまいます。
    以前、製鉄会社が複雑な金融デリバティブの解析システムを構築し、金融業界に積極的な売込みを仕掛けてきたことがありました。
    初めは不思議に思いましたが、彼ら曰く、デリバティブの解析ロジック(ブラックショールズモデル等)が製鉄工程で使う熱伝統方程式等の応用に過ぎなかったという。
    そんな話を思い出しました。
    アナロジーの気付きが、異業種格闘技戦の参戦切符になるのかもしれません。

    • 内田和成
    • 2009年 5月 01日

    foxtrotさんへ
    製鉄会社が金融デリバティブですか、おもしろいですね。
    似た話を思い出しました。手榴弾の会社が自動車のエアバッグを発明したそうです。何かの衝撃を受けたときに(それがトリガーになって)、一瞬で爆発する(空気が膨らむ)という2つの点が、まさにエアバッグで求められている技術だったそうです。でも自動車会社は真に受けなかったらしいです。何しろ爆弾と自動車ではあまりに分野が違いますからね。
    このようにどんどん発想が広がっていく(スパークしていく)のが大好きです。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

RSS 内田和成のビジネスマインド

  • SPA IN LIFE 2017年2月13日
    BCG時代の後輩の梶川さんが、素敵な本を出しました。 「SPA IN LIFE」...
  • BCGのコンセプト紹介の本を書きました 2016年11月3日
    今年2016年は、BCGが東京に世界で2番目のオフィスを1966年に開設してから...
  • 事業アイデアの発想法 2016年10月28日
    今日はビジネススクールの内田ゼミにBCG時代の同僚で現在事業開発のコンサルタント...
  • 学部7期生 2016年7月8日
    今日の合同ゼミには学部7期の卒業生の中澤君と薬丸さんも顔を出してくれました。 明...
  • ゼミ合宿 2016年7月8日
    今日は内田ゼミのMBA生と学部生の合同ゼミ初日です。 例年土日の一泊二日でやるの...
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。