チャン・キムの「ブルーオーシャン戦略」で紹介されているので知っている人も多いと思うが、既存のサーカスとは全く異なる新しいタイプのサーカスを導入することで大成功したのがシルク・ドゥ・ソレイユです。
アメリカを中心に数多くの常設劇場で公演が行われているのだが、日本にもその常設タイプのシルク・ドゥ・ソレイユがやってきた。
場所は東京ディズニーランドの敷地内である。イクスピアリの駐車場内に巨大な建物が建てられていた。
10月1日より本格的な公演がスタートするのだが、そのプレビュー的位置づけのトライアウト公演というのを昨晩見に行ってきた。
さて、中身の方というと、個人的にはやや微妙というのが本当のところだ。サーカスそのものは2週間前にも見た上海雑伎団の方が技のレベルが2ランクくらい上だ。一方で、ショーとしての出来で言えば、シルク・ドゥ・ソレイユが上海雑伎団とは比べものにならないくらい優れている。
したがって、ライバルはサーカスではなく、日本では劇団四季のミュージカルなのではないかと思う。あるいは演劇やコンサートまで広げてみても良いかもしれない。
しかし、劇団四季のミュージカルが数多くのリピーターで支えられてロングランをしていることを考えるとシルク・ドゥ・ソレイユが日本でリピーターをどこまでとらえることが出来るかはクエスチョンマークだ。この手のものに対する私の勘は外れることが多いので、このショーも大成功するのかも知れない。
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