Kindle買いました。アマゾンが米国で2-3年前から売り出している電子ブック専用端末です。
これまでは米国内専用だったのですが、日本でも使えるインターナショナルバージョンがようやく先週発売になりました。予約しておいたら、発売後すぐ22日に自宅に届きました。
少し使いこなしてからレポートしようかと思ったのですが、とりあえずファーストインプレッションだけ記しておきます。
一言で言えば、薄い(軽い)&簡単 の二言につきます。誰ですか、一言で言っていないなんて茶々を入れているのは。
どれくらい簡単かと言えば、アマゾンを通じて買うと最初から私のアカウントがインストールされています。写真を拡大してみると分かると思いますが、左上に Kaz’s Kindle と名前が入っているのが見えると思いますが、購入時点で既に登録済みです。そしてネットワークへの接続などもすべて自動でやってくれますし、新たにアカウントを作成したり、クレジットカード番号を入れたりする必要がありません。あまりに簡単に本や新聞が購入できるので、落としたら大変だなと変な心配が先に来るくらいでした。特に新聞は月極で買えば紙の新聞より遙かに安いです。NewYork Times で月30ドル弱です。
それから持ってみた感じが、薄いだけでなくとても軽く、単行本を持つのと変わらないか場合によっては軽いくらいの印象です。これなら、たとえば電車に乗ったとき本を読むのと変わらないくらいの感じですし、新聞よりは明らかにスペースをとりません。
視認性もよく、明るいところでもとても読みやすいです。フォントも疲れないようなフォントを使っているようです。また、文字サイズもかなり自由に変更できます。ただし、あまり大きな字にすると1ページに入る情報量が減ってしまうので、そこは痛し痒しです。
ここまで書くといいことづくめですが、実は問題もあります。
最大の問題は、日本語に対応してないことです。日本のネットワークには対応しているので、日本で使えるのですが、買えるものは英語のコンテンツすなわちアマゾンの米国サイトからです。それから、すべての本が電子ブック対応になっているわけではなく、ちょっと見た感じでは新しいベストセラーはなっているものの方が少ないようです。
次に新聞を読む場合の一覧性です。個別の記事を読むのにはいいのですが、全体を見るのが苦手です。このあたりはiPhoneを使った産経新聞の方が良くできていると思います。
取り急ぎ、1週間時点での簡単な報告です。もう少し使いこなしてから、プロとして本当に使えるものかどうか報告したいと思います。
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久しぶりにコメントします。この夏に日本に赴任してきましたが、向こうから持ってきたKindleは手放せません。
アメリカに口座があれば、NYタイムズは月14ドルです。昔の名作(例えばMoby Dickなど)は1-2ドルから買えたりします。
SONYのReaderがなぜ売れないかを考察するのも私たちには興味深いのではないでしょうか。昨年末のNYでのマーケティング・キャンペーンを見た者からすると、自滅という感じがします。
Jさんへ
お久しぶりです。
日本でアメリカの新聞を購入するときには本当に便利でしょうね。
iPodといい、Kindleといい、最近のソニーは本来であればソニーが得意なことで他社の後塵を拝することが多いですね。
ソニーのキャンペーンというのはどんなだったのですか?