ブログ

身体が切れる

昨日のオマーン戦の松井大輔は良かった。

身体が切れていて、恐いくらいだった。相手選手は本当にいやだったと思う。
特に中村俊輔の得点を演出した時の突破力は神がかっていた。サイドラインぎりぎりで後ろから追いかけていって、相手選手のボールを強引に奪ってしまった。普通なら、外にボールが出てしまうか、ファウルになるのが、どちらにもならずに相手選手を抜き去った上にボールまで持って行ってしまった。そのままゴールライン近くまでボールを持ち込み、全くフリーになって、ゴール前にいた中村俊輔にセンタリング、俊輔は相手の意表を突く右へ突破で、そのまま右足でシュート。ゴール!
中村の右足が注目されたが、中村にとってはイージーボールで、あれは松井の得点だ。

サッカー選手は「身体が切れている」という表現を使うが、そうなると誰も止められない。3-4年前のロナウジーニョがそうだったし、日本リーグでMVPに輝いたときの三都主(アレックス)がそうだった。前回アジアカップで優勝したときの川口も神がかっていたな。但し、キーパーの場合は身体が切れているとは言わない。
私が一番大好きなサッカー選手は中村俊輔だが、残念ながら2006年のワールドカップの時はそうではなかった。

こうした状況は、元々素質がある選手でも滅多に生じない。但し、いったんそうなるとしばらく継続する。

なぜなのかはよく分からないが、仕事でもそういうことはある。コンサルタントをやっていて、浮かんだアイデアが検証するとすべて合っているなんて場合だ。

企業にたとえると、出す製品出す製品、みんなヒットして手がつけられない状況かな?ちょっと違うな。これは今後の課題。

関連記事

  1. 英語スピーチコンテスト
  2. 顧客志向
  3. お金がないときにすること
  4. Going abroad
  5. ヤマト福祉財団復興支援
  6. 感情の振幅
  7. 嶋口内田研究会講演無事終了
  8. 孫さんと佐々木さん

コメント

  1. なるほどですね
    切れる要因というのはポイントアウトできたら面白いですね
    自分の仕事っぷりの「切れる」ようになるためのポイントを考えてみます
    またまた、いいエントリーをありがとうございます

    • 内田和成
    • 2008年 6月 09日

    shoe-gさんへ
    そうですね。仕事で、切れている要因を因数分解できて、それが再現できるようになれば、スーパーサラリーマンになれますね。
    今のところ、私には解明できそうもないですが、筋の良し悪しは何とか因数分解しようと思っています。

  2. お返事ありがとうございます。
    とても嬉しいです

  3. 誰も止められないぐらい調子がいい:『切れる』ための要素

    内田和成さんのブログにて、身体が切れるというエントリーがあり このエントリーによ…

  1. この記事へのトラックバックはありません。

RSS 内田和成のビジネスマインド

  • BCGのコンセプト紹介の本を書きました 2016年11月3日
    今年2016年は、BCGが東京に世界で2番目のオフィスを1966年に開設してから...
  • 事業アイデアの発想法 2016年10月28日
    今日はビジネススクールの内田ゼミにBCG時代の同僚で現在事業開発のコンサルタント...
  • 学部7期生 2016年7月8日
    今日の合同ゼミには学部7期の卒業生の中澤君と薬丸さんも顔を出してくれました。明日...
  • ゼミ合宿 2016年7月8日
    今日は内田ゼミのMBA生と学部生の合同ゼミ初日です。例年土日の一泊二日でやるので...
  • 模擬授業のお知らせ 2016年7月6日
    来る7月24日(日)の午後、早稲田大学ビジネススクールでは2017年度の入試説明...
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。