今日のカンブリア宮殿のゲストは工業デザイナーの川崎和男氏だった。氏のことは実は知らなかったのだが、とてもおもしろくかつ為になった。ちなみに私が愛用しているPC用のディスプレイは昔はナナオと言っていたが今はEIZOというブランドだ。そのデザインを手がけたのが川崎氏と聞いて妙に納得すると同時にうれしくなった。なんせ、EIZOにはこれまでに4台合計で既に数十万円は払っているからね。おっと脱線してしまいました。
川崎氏は若いときに交通事故で車いす生活になったのだが、それに負けることなく世界的に通用するデザイナーになったというのが有名な理由の一つなようだが、私が感心したのはそのことではない。
彼は自分のデザインやコンセプトを理解してくれない顧客と徹底的に戦うというのだ。芸術家ならそれでよいが、工業デザイナーである以上、顧客と喧嘩して「じゃおまえとはもうやらない」といわれたらそれで終わりだ。それにもかかわらず、納得いくまで喧嘩すると言うから、うれしくなる。
そして川崎氏曰く、「喧嘩といっても結局は自分と喧嘩している」ことになります。要するにクォリティーに妥協したくないから、そうなるわけだ。出来るコンサルタントと同じ心意気だ。プロフェッショナルなら、こうありたいという見本のような人だった。
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