最近読んだ本で、おもしろいと思ったのが岩崎夏海さんという人の書いた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という本です。
ドラッカーの経営書の定番となっている『マネジメント「基本と原則」』という本を、小説風にして易しく解説したものです。
この本を読んでドラッカーを理解したことになるかは疑問ですが、若い人に組織経営というものを分かりやすく説明した良い本だと思います。
早速学部ゼミ生の春休みの課題図書とすることにしました。
個人的には、ドラッカーの本と言うよりは、青春小説としてとてもおもしろく読めました。結構感動しました。
文筆の勝利と言うよりは企画の勝利のベストセラーでしょう
。
ちなみに著者は放送作家でAKB48のプロデュースなどにもかかわった人だそうです。本書の中の女子高生はAKBのメンバーの何人かがモデルになったとも書いてありました。
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この本、私も非常に面白かったと感じました。
著者の岩崎夏海さんにお話を聞く機会がありました。
企画自体は元々映画用に用意したが採用されず、それをblog に少しずつ掲載し、それを目にしたダイヤモンド社の方から連絡があって出版することになったそうです。
「真のマーケティングは販売を不要にする」とはドラッカーの言葉ですが、まさにその通りになったとおっしゃっていました。
主人公のみなみのモデルはこの子のようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%AF%E5%B2%B8%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%BF
私もまさに今日この本を読み終わったところした。感動覚めやらぬところでしたので内田先生のブログで取り上げていらしてこの偶然に嬉しい驚きを覚えました。ドラッカーは今の時代に読んでも何一つ古い事はなくその先見力・言葉の重さには日々圧倒されています。とはいえややもすると難解と思われがちな部分もあるので、ドラッカーに興味を持つゲートとしてはこの本は優れていると思いました。周囲に薦めています。
ところで私は内田先生の丸の内キャリア塾のセミナーを拝聴してから様々な視点から物事を見る事、発見した事をインデクシングする事を心がけております。気がついたら毎日周囲で「スパーク」が起こり始めました。点で持っていた事象がどんどん線や面になりつつあります。
気づきを与えていただき本当に感謝しております。
mantanakさんへ
そうですか、著者から直接話を聞けて良かったですね。
私ももしかしたら、近々ご一緒するかも知れないので、楽しみにしています。
しかし、AKB48というは、私には良く理解できませんが、ずいぶん幅広い活動をしていますね。私の学部のゼミ生にも彼らのダンスが上手なやつがいます。
Yukiko Sakaiさんへ
丸の内キャリア塾のセミナーが役に立ったようで、良かったです。
同じ本を読んでも、同じセミナーを聞いても人によって学ぶものが違うのは当然だと思いますし、それが創造性の違いにもなると思います。自分の気づきを大切にしてください。
■絶好調だった東京ガールズコレクション、ブランド側は「TGCに出るだけだったら大赤字」-デフレ下でこれだけの盛り上がりをみせたリアル・ファッションにドラッカーは何を見るか?!
こんにちは。今年も、TGC絶好調でした。デフレ下でありながら、これだけ集客できるということはすごいことだと思います。さて、TGCはなぜこんなに興隆するのか?それは、経営学の大家のドラカーがいっているように、この業界が既存のファッションの常識を破った「イノベーション」を起こしたからです。さて、そうはいっても、このイベントも10年ともなると、そろそろ軋みがでてきているようです。私のブログでは、TGCのさらなるイノベーションへのヒントも含めて、TGC興隆の背景に関してドラッカーの言葉も含めて掲載しました。いずれにせよ、ドラッカーのいう原則を守っているところは興隆し、そうでないところは、現在のデフレに苦しんでいるようです。詳細は是非私のブログを御覧になってください。
yutakarisonさんへ
コメントありがとうございます。ブログも拝見しました。
昨日のNHKでもドラッカーの特集をやっていましたね。
これからもよろしくお願いします。