最近読んだ本ではないが、15年近く前に読んだ本で感銘を受けたのが浅田次郎の「蒼穹の昴」だ。ではなぜ今取り上げるかといえば、NHKで日中合作の連続ドラマとして毎週放送中だからである。
これを読んだからリーダーシップが学べるとか歴史が勉強できるといった書籍ではないが、一言で言えば男のロマンが描かれている。こんなところで、「男のロマン」なんていう時点で、私は時代錯誤かも知れませんが、いい話なんです。
テレビの方は、まだ25回中5回を見ただけですが、今のところ期待を裏切っていません。大河ドラマはどうも話のテンポが遅く、途中でイライラしてみるのを止めることが多いのですが、この分では最後まで行けるかも知れません。
中国の歴史小説では、宮城谷昌光の一連の作品が最高ですが、蒼穹の昴に関しては宮城谷昌光に勝るとも劣らない傑作だと思います。
興味がある方は是非ご覧下さい。今晩11時から放送です。
また詳細に興味ある方はNHKのホームページをどうぞ。
http://www.nhk.or.jp/subaru/
でも一番良いのは浅田次郎の原作を読むことです。
彼の本の中での最高傑作だと勝手に思っています。
ちなみに期待して読んだ次作の珍妃の井戸は駄作でした。
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