ブログ

まとめる技術は書く技術から

知人の橋本淳司さんが新しい本を書いた。
『瞬時に「話す」「書く」技術』というタイトルだ。タイトルだけでは何の本かわからないが、インタビューしたり、取材したり、企画の打ち合わせをしたりするときに誰かがメモをとる。しかし、そのメモの取り方一つで、その後の生産性が大きく変わってくるという話を橋本さんの経験から編み出した、2つのメモの作り方で説明してくれる本だ。

Shunji001

一つは情報メモというメモ。一言で言えば、メモはメモでとるのだが、それを後で整理したり、膨らませることができるようにあらかじめ余白を用意してメモをとるという手法だ。

Shunji002

もう一つはパノラマメモというメモで、マインドマップに似た形式の関連した情報を線付けしてまとめたり、新しいことを考えたりするためのノートだ。

Shunji003

手軽に読める本ではあるが、実用性はとても高い。
以前このブログでも紹介したが、私はロディアのブロックメモを愛用している。しかし、これは手軽にメモは取れるのだが、メモの内容を関連づけるのが難しい。橋本さんのやり方は、メモを単なる備忘録とするのではなく、知的創造なための道具とするやり方だ。

実際の書き方や使い方に興味を持った方は是非現物をお読みください。

関連記事

  1. たった三行で会社は変わる(続き)
  2. 日本版ビジネススクール
  3. ロジックジャンプ
  4. タイミング
  5. 十八史略
  6. SPA IN LIFE
  7. 売れる営業の基本
  8. 戦略思考のフレームワーク

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

RSS 内田和成のビジネスマインド

  • BCGのコンセプト紹介の本を書きました 2016年11月3日
    今年2016年は、BCGが東京に世界で2番目のオフィスを1966年に開設してから...
  • 事業アイデアの発想法 2016年10月28日
    今日はビジネススクールの内田ゼミにBCG時代の同僚で現在事業開発のコンサルタント...
  • 学部7期生 2016年7月8日
    今日の合同ゼミには学部7期の卒業生の中澤君と薬丸さんも顔を出してくれました。明日...
  • ゼミ合宿 2016年7月8日
    今日は内田ゼミのMBA生と学部生の合同ゼミ初日です。例年土日の一泊二日でやるので...
  • 模擬授業のお知らせ 2016年7月6日
    来る7月24日(日)の午後、早稲田大学ビジネススクールでは2017年度の入試説明...
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。